これ描いて死ねのあらすじ
コミティアからの帰路の船上で手島は、漫研メンバーの姿をかつて漫画家を目指していた頃の自身と重ねていた。23歳の秋、手島は金剛寺の勧めで憧れのへびちか先生のアシスタントを務めることになる。大ヒット漫画「スイートへびいちご」の制作に携わることになり大興奮の手島は、やる気がみなぎる日々を送っていた。

おそろいのTシャツを着込んだ王島南高校漫研のメンバーは、初めてのコミティアに参加する。手島先生から熱い指南を受け、漫研メンバーで参加する初のコミティアがいよいよ始まる。手島は会場を歩きながら、自身も初めてこの場所で作品を頒布した頃を思い返す。初めて同人誌が売れた喜び、担当編集・金剛寺に認められた日の高揚、そして漫画を描くことの苦しさなど、さまざまな記憶がよみがえる。一方、安海と藤森は思うように本が売れず焦りを募らせる。さらに、自分で描き上げた本を手に取ってくれる人が現れることも願っている安海。そんな時、ルゥ・ガルゥというペンネームで、七畳島の同世代の同人漫画家と新たに出会う。
漫研メンバーは石龍の一言をきっかけに、“コミティア”への参加を決める。手島先生は学業優先を念押ししつつも、東京行きのしおりまで作り始めるなど、東京行きを誰よりも楽しみにしている様子を見せる。続々と親の許可を得ていく漫研メンバーだが、藤森だけは母親に参加したい気持ちをどうしても切り出せずにいた。昔から素直な思いを伝えられない母との関係に悩む藤森は、みんなと一緒なら話せるかもしれないと、期末試験の勉強会を実家の旅館で開くことに。安海、赤福、石龍らは厳しい藤森の母に圧倒されながらも、藤森の背中をそっと押し、それぞれが胸にしまい込んできた“伝えたい気持ち”と向き合っていく。































