NARUTO−ナルト−のあらすじ一覧
ついにサスケを取り戻すことに成功したナルトたち。しかしその背後には、サスケを奪われ、闘志に燃える左近と多由也が迫る。赤丸は退却しながらも木に起爆札を貼り付け、左近をわなにはめる。しかし、怒りくるった左近につかまり、ワイヤーで木にしばりつけられてしまう。間一髪のところでキバが赤丸を救出するが、その瞬間、起爆札が爆発し、キバと赤丸は左近と共に谷底へと落下してしまう。一方多由也は、ナルトたちにせまってきていた。とっさに身構えるナルトたちだったが、次の瞬間、ただならぬ殺気とともに君麻呂が姿を表わす。
サスケを入れた棺おけを持って先を急ぐ音忍たちは、ナルトたちが次郎坊を倒して追ってくるとは思いもせず、トラップも仕掛けずに進んで行く。その不意を突いて攻撃しようと、術で次郎坊に化けたシカマルが音忍たちと合流。しかし、すぐに見破られ、シカマルはクモの糸を吐く鬼童丸の“蜘蛛縛りの術”で捕まってしまう。すぐさまナルトと影分身たちが襲い掛かるが、やはりクモの糸に捕えられる。さらに、忍法“蜘蛛粘金の術”でかたい糸を吐き出してくる鬼童丸に対し、ナルトは必死になって糸を切ろうともがく。
飲めば爆発的なパワーを得ることができる青、黄、赤の三色の秘薬を持って今回の任務に臨んでいたチョウジ。その秘薬には、薬の効果が切れると体中が痛むという副作用があった。まず青のホウレンソウ丸を飲んだチョウジは、次郎坊の攻撃を食い止める。だが次郎坊は手ごわく、続いて黄色のカレー丸にも手を伸ばすことに。部分倍化の術で腕や足を巨大化させ、次々と攻撃を繰り出すチョウジ。しかし次郎坊は呪印を解き、今までの10倍以上の力で反撃してくる。秘薬の副作用で動けなくなったチョウジに容赦なく襲い掛かり、チャクラを吸い取る次郎坊。遠のく意識の中、チョウジは幼い日のシカマルとの出会いを思い出す。
次郎坊の術で土壁の結界の中に閉じ込められてしまったナルトたち。しかも、壁の外では次郎坊がナルトたちのチャクラを吸い取り、5人は次第に体力を奪われていく。しかし、シカマルの好判断とチョウジのパワーで、5人は結界から脱出することに成功。反撃に出たナルトとキバだが、次郎坊にいともたやすくやられてしまう。このままではサスケは国境を越え、自分たちの手の届かない所へ行ってしまうと判断したシカマルは、サスケを追うチームと次郎坊を足止めするチームの二手に分かれると決断。そして、一人で残るというチョウジが次郎坊の前に立ちはだかる。
必死に引き止めるサクラの言葉に耳を貸さず、音忍四人衆の言葉に誘われて木ノ葉の里を出たサスケ。それを知った綱手は、サスケを里へ連れ戻すため、シカマルを呼び寄せる。しかし、シカマルの中忍としての初任務は、背後に大蛇丸の陰が見え隠れする厄介なものだった。しかも、ほとんどの上忍たちは里外に出てしまっている。そこでシカマルは、ナルト、チョウジ、ネジ、キバと赤丸の“5人+1匹”を集め、サスケを追わせることにする。シカマルの素早い判断で、鉄壁のフォーメーションを作ったナルトたちは、「必ずサスケを連れ戻す」とサクラに約束し、出発する。
サスケの前に突然現れた、鬼童丸、左近、次郎坊、多由也の音忍四人衆。イタチへの復讐に燃えていたサスケは、その怒りを音忍に向ける。しかし、音忍たちは圧倒的な強さでサスケに襲い掛かってくる。一方サクラとナルトは、ラーメン屋にやって来ていた。サスケの体に刻まれた大蛇丸の呪印について悩むサクラに、ナルトは明るく大丈夫だと言い切る。「サスケはあんな奴の誘いには乗らない」というナルトの言葉に、サクラは救われたようにほほ笑む。その頃音忍たちは、左近の手中にいるサスケに、イタチへの復讐のためにも大蛇丸の元へ来いと誘う。
中忍を目指して熱戦が繰り広げられていた選抜試験。最終試験が中断され“合格者ナシ”かと思われたが、シカマルが推挙され、中忍に昇格することが決定する。それを祝って、いの、チョウジ、そしてアスマとともに焼肉屋で祝杯を上げる。楽しげなシカマルたちをよそに、リーは再び忍として動ける体を取り戻すために、危険な手術を受ける決意を固めていた。その頃サスケは、病室で物思いにふけっていた。ナルトは新しい術を身につけ、日増しに強くなっている。そんなナルトに激しい嫉妬の炎を燃やすサスケの元に、再び大蛇丸の魔の手が忍び寄る。
ワサビ一家とワガラシ一家が火花を散らす、トドロキ大社の奉納の儀。大名立ち会いの下で行われたレースも、いよいよ終盤に差し掛かる。イダテを信じて、ゴールで待つワサビ一家の次郎長親分。しかし、イダテの前にはワガラシ一家がやとった忍、アオイが立ちはだかる。ゴールを目前にしてアオイの前に倒れたサスケ。そのサスケを助けようとしたサクラは、サスケとともに崖下へ落とされてしまう。一方傷ついていたナルトは、イダテを守り、サスケとサクラを助けるために残された力をふり絞って立ち上がる。そして、いよいよナルトとアオイの最終対決が始まる。
アオイの妨害にあいながらも、必死にゴールを目指すイダテ。ナルトたちに助けられながらも、決して誰も信じようとはしないイダテの過去が明らかになる。かつては忍者を目指していたイダテ。中忍試験の時、試験官として現れたイダテの兄・イビキが出した10問目の問題、それはスリーマンセル同士の闘いだった。その内容は、3人で課題を競い合い、その中の一人が落第するというもの。仲間を思いながらも中忍を目指して試験に臨む決意をしたイダテに、イビキは全員失格と言いはなつ。訳が分からず、絶望したイダテは、その後過酷な運命をたどる。
雨忍との水中戦に苦戦するナルトたちだったが、なんとか逃げることに成功し、イダテに追いついた。しかしそこにいたのは、傷つき意識を失ったイダテと、余裕の笑みを浮かべたアオイの姿だった。そんな中、ワガラシ一家の走者・フクスケは勝利を確信し、休憩に入っていた。イダテがなぜ忍者を憎むのか、どうして次郎長親分に命をはってでも忠誠を尽くすのか。介抱したイダテから、その悲しい理由を聞いた3人。ナルトの胸には熱い思いがこみ上げてくる。
ナルト、サスケ、サクラにBランク任務が命令された。綱手によれば、隣国・茶ノ国で4年に一度行われる、トドロキ大社の奉納の儀で開かれるレースに参加する人を護衛してほしいというもの。そして3人は、依頼主の茶ノ国・次郎長親分の元へ送り出される。茶ノ国へ向かう途中、ナルトたちは忍者が大嫌いだという謎の男・イタデと出会う。イタデはナルトたちにいちゃもんをつけて走り去ってしまうが、その足の速さは並外れたものだった。そして次郎長親分の元に着いたナルトたちは、今回の任務の本当の内容を聞かされ、驚く