NARUTO−ナルト−のあらすじ一覧
綱手から「忍者をやめろ」と通告されたリーは、恩師・ガイと出会った時のことを思い出していた。忍術も幻術もできず、いつも周りから見下されていたリーに、ガイだけは「熱血さえあればいい」と力強く言ってくれた。そんなガイの言葉のおかげで、リーは「体術だけでも立派な忍者になれることを証明する」という夢を持ち、厳しい練習を乗り越えることができた。一方、リーに死に等しい宣告をした綱手は、彼の無念を痛いほどに感じていた。そこで綱手は、成功率50%、失敗すると命を失うという難しい手術を行う決意を固める。
口寄せの術で大蛇を呼び出す大蛇丸とカブトに対し、まだ薬のせいでチャクラをうまく練られない自来也は、小さいガマ吉を登場させてしまう。大蛇丸に自来也をののしられて腹を立てたナルトも、口寄せの術を行うが、現れたのはガマ吉の弟のガマ竜だった。「ナルトには才能がない」という大蛇丸に対し、自来也は「忍の才能で一番大切なのは、あきらめないど根性だ」と言い返す。一方、シズネとナルトを倒したカブトは震える綱手に近づき、蹴り始める。それを見て怒りに燃えたナルトは、なんとか体を起こして反撃に出ようとする。
綱樹とダンにひと目でいいから会いたいと思う綱手は、一度は大蛇丸の誘惑に乗りかけたが、二人が持っていた共通の夢をナルトにより思い出させられ、すんでのところで思い留まる。どうしても綱手の力によって腕を治したい大蛇丸は、綱手の心の中にあるもっとも“痛い”部分に触れる。そしてそれにより、綱手は再起不能状態に陥ってしまう。一方ナルトは、「君には忍の才能はない」とカブトに告げられ、ひるんでいた。そして、自来也VS.大蛇丸、ナルトVS.カブトの攻防戦が始まる。
歴代の火影たちをバカにするような綱手の言葉に耐え切れずナルトは、綱手にけんかを売る。綱手の一瞬のすきをついて修行中の四代目火影の技を使うが、あえなくかわされてしまう。すると綱手は、今度は自来也に向けて非難を始める。それを聞いて腹を立てたナルトは、3日で技をマスターすると宣言してしまう。そんなナルトに、綱手は「1週間でワザをマスターできたら初代火影が持っていた首飾りを渡す」と言う。その首飾りは綱手の大切な、そして辛い思い出が詰まった物だった。さらに、綱手の悲しい過去が明らかになる。
修行の第1段階をなんとかクリアするナルトだったが、次の段階であるゴムボールをチャクラの勢いで破裂させるという修行は、想像以上に難しいものだった。なんとかボールに穴を空ける所までは行くが、まだまだ破裂させるレベルにはほど遠い。そんなナルトに、自来也から「手の平に墨で書いた点に意識を集中すれば、思わぬ力を引き出すことができる」というヒントを与えられたナルトは再び修行を始める。しかし、思うように成果が上がらない。そんな時、ナルトは懐かしい忍者学校での出来事を思い出す。
心身ともに深手を負ったサスケは、ガイの手で木ノ葉の里に送り返されることに。伝説の三忍の一人、そして医療スペシャリストである綱手がいれば、サスケを、そして里で同じくイタチに深手を負わされたカカシを救える。自来也とナルトは、綱手の手掛かりを求めて歓楽街へ向かう。しかし二人は運悪くやくざ者の忍者にからまれてしまう。しかし、そこで自来也が見せた技によって、一瞬にしてヤクザ者たちはふっ飛んでしまう。自来也はその強力な技をナルトに伝授しようとしていた。ナルトはいよいよ「技を教えてもらえる」とはしゃぐ。
行方不明になっている伝説の三忍の一人・綱手の消息を掴むため、ナルトと旅に出た自来也。彼はこの旅で、謎の組織“暁”の一員となったうちはイタチからナルトを守りながら、自分の弟子として修業を積ませようと考えていた。自来也から新しい忍術を教えてもらえると張り切るナルトに、自来也はかつて自分の弟子だった故・四代目火影、そして若かりし頃の自分の姿を重ねる。一方、イタチの幻術に掛かってこん睡状態になっていたカカシを見舞いに来たサスケは、一族を壊滅に追い込んだ実の兄・イタチが木ノ葉に現れたということ、そしてそのイタチがナルトを狙っているということを知る。サスケはナルトと自来也が向かったという宿場町に急ぐ。