NARUTO−ナルト−のあらすじ一覧
いよいよ本選の日がやって来る。ナルトの1回戦の相手は日向ネジ。強いと評判のネジが相手とあって、緊張するナルト。そんなナルトが向かったのは、下忍の合格をもらった演習場。そこには偶然、ナルトに思いを寄せるヒナタの姿があった。ネジの親戚であるヒナタに「ナルトくんは失敗するからこそ、そこに立ちむかっていく真の強さがある」と言われ、ナルトは勇気を取り戻す。その後、本選会場に向かうナルトだったが、会場までは意外と遠く、遅刻しそうになる。そこへ木ノ葉丸が現れ、会場までの近道を教えてくれるが、トラブルに巻き込まれてしまう。
ついに九尾のチャクラを引き出し、ナルトは“口寄せの術”を成功させる。それにより出てきたのは、ナルトがその背中に乗ってしまうほど巨大なガマガエルの“ガマブン太”だった。しかしガマブン太は「お前のような子どもがオレを呼び出せるはずはない」と、ナルトが呼び出したことを信じようとしない。くやしいナルトは、背中から落ちないことでガマブン太に認めさせようと、必死でしがみつく。そんな中、砂の里ではバキがテマリ、カンクロウ、我愛羅を集め、次の中忍試験で3人を“砂”から出すことを伝えていた。
ナルトが自来也について修業を始めて3週間が過ぎた。ナルトは修業の間に何度も倒れてしまうほど疲れ切っていた。しかし自来也は、ナルトが未来の火影になる素質があると信じ、修業を続けさせる。そして、ナルトに“口寄せの術”のこつを聞かれた自来也は、なぜかナルトに大好きなラーメンを食べさせたり、「好きな女の子に抱きつけに行け」と言ってサクラに抱きつかせたりする。その後、自来也は「今から死んで来い」と崖からナルトを突き落とす。自来也の狙いは、死の恐怖の中から、ナルトが自身の中に眠る“九尾のチャクラ”を引き出すことだった。
ナルトは自来也に、あらゆる時に生き物を忍術で呼び出すことができる“口寄せの術”を教えてもらう修業を続けていたが、自分の中に眠る九尾の狐のチャクラをなかなかコントロールすることができず、カエルを呼び出そうとしてもオタマジャクシを呼び出してしまう。一方、サクラは入院しているサスケのことが心配でならず、病院へ向かう。サクラが見舞いの花を買いにいくと、そこではいのが店番をしていて、「抜け駆けは許さない」と一緒にサスケの元に向かうことに。ところが病室にはすでにサスケの姿はなかった。そんな中、集会部屋では火影が木ノ葉の上忍たちを集め、桔梗城の近くでハヤテの死体が発見されたことを報告していた。
満月の夜、屋根の上にいた我愛羅の前に、音忍・ドスが現れる。1回戦余り者のドスはここで我愛羅を倒し、本戦でサスケと戦うつもりだった。だが、あっさりと我愛羅に倒されてしまう。その様子をこっそりと見ていたのは、砂隠れの上忍・バキと音の手先・カブトだった。木ノ葉と同盟国の砂隠れの里は、音隠れの里とともに木ノ葉を崩す計画を立てていた。2人の密会を見ていたハヤテはがく然とする。そして、まっ先に火影に伝えようとするハヤテだったが、バキに見つかり、その場で決闘となってしまう。一方、自来也はナルトに“口寄せの術”を教えていた。
捨て身の禁術・裏蓮華での攻撃を決意するリー。これは、チャクラ穴の密集した八門のうちの一つを開ける表蓮華に対し、3つ以上の門を開ける。八門全てを開いた状態では、その技を使用した忍の死すら意味するということからも分かる通り、危険な禁術だった。第5の門まで開けたリーは、超人的な高速連続体術を使い、まさに命がけで我愛羅へ攻撃するが、我愛羅は砂縛柩で猛反撃。気を失ってしまったリーは、自分の忍道を証明するため、またしても立ち上がろうとする。
予選は順調に進み、次の対戦は砂がくれの我愛羅の仲間・カンクロウと、大蛇丸の手先・ミスミに決まる。試合が開始されてすぐ、あらゆる関節をはずしグニャグニャになった体を思うとおりにあやつるミスミがカンクロウをとらえる。ところが、彼がとらえたのは人形で、カンクロウは人形をあやつる傀儡師だった。形勢は一気に逆転し、カンクロウの勝利に終わる。次の対戦、サクラVS.いのが発表される。そして、幼なじみにして、ライバルである二人の対戦が始まる。