「杉咲花さん、すごい…!」圧巻の演技力に感動の声!千代が見せた“本気の告白”<おちょやん>
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。1月22日放送の第35回では、千代(杉咲)が見せた劇中劇の圧巻演技が注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
「あなたを好きになれて、よかった」
第7週「好きになれてよかった」(1月18日~23日)では、鶴亀撮影所付き大部屋女優となった千代の奮闘が描かれている。
初恋の相手・小暮(若葉竜也)に好きな人がいるとわかり、あっさり失恋してしまった千代。そのさなか、女優として「ほかの女の人を好きになった旦那さんを引き留めようとして捨てられる妻」という役を与えられるが、数日の間に初恋と初失恋を経験したばかりの千代にはまだ、“届かないと知りながらも誰かを愛する気持ち”が理解しきれていなかった。
いい演技ができず落ち込む千代を励まそうと、小暮が連れ出した。2人で食事しながら、千代の気持ちに気付いていない小暮は「僕は高城さんのことが好きだったんだ」「あの人が僕なんかに見向きもしないことは最初からわかっていた。それでも、彼女を好きでいたかったんだ」と打ち明けた。
声を震わせながらも「好きになれてよかった」ときっぱり語った小暮の姿を見て、千代の胸には“人を好きになることって素晴らしい”という思いが広がっていった――。
翌日は、前日ダメ出しを受けた場面の再収録。無理と知りながら夫を引き留める場面だが、千代は、助監督としてその場に控える小暮に向けて「うちのお父ちゃんどないしょうもない男でな」と自分の言葉で語りはじめた。
「お母ちゃんが早(はよ)うに死んで、新しい女、次から次と取り換えて、うちは家を追い出されたんや。せやさかい、うちは誰かを好きになんかなれへん。好きにならんかてええ、て思てた。けど、そうやないて、あなたが教えてくれた。おおきに…ありがとう。あなたを好きになれて、よかった」