辻愛沙子氏「ステレオタイプな描き方をしていない、一歩先を感じるドラマ」
取材会では、まずは家冨ディレクターが「私含め数名のディレクターやプロデューサーと一緒に、ちょうど個人的に『生理がつらいね』『PMSがつらいね』と、話をしていたところから自然と湧き上がるように、この企画が立ち上がりました」と、ドラマ制作の経緯を説明。
ヒロインを務めたコムアイについては「私たちの主人公してお迎えするにはこの人しかいないと、心から思った」「等身大で、表現をなりわいにしている人の役にコムアイさんに立っていただけたことで作品のリアリティーが増したなと思っています」と絶賛した。
そんなコムアイは「企画をもらった時点で『ぜひやりたい』と思う内容でしたが、仕上がってからもやっぱりこれは参加してよかったな、と。ずっと思い出に残るようなお仕事でした」とにっこり。
また、今作にクリエイティブディレクターとして携わった辻氏は「最初に企画のお話を伺ったときは、そういう(生理を扱った)コンテンツが増えてきていることを希望だと思う一方、デフォルメされているものも多いなと思っていたところだったので、一体どういう作品になるんだろうとドキドキしながら拝見したのですが、いっぱい推しポイントがあります」とコメント。
「例えばコムアイさんが写真を撮りながら『笑わなくていいよ』と(工藤演じる元アイドル・あおいに)言うシーンが心に残っています。このドラマのすてきなところなのですが、ステレオタイプな描き方をしていない。女の子が生きていくために、笑顔を作らなくてはいけない瞬間がいかに多いのかがあの一言に凝縮されていると思いました。(中略)“生理の話題が増えたね”だけではない、一歩先を感じるドラマです」と、お気に入りのシーンを交えて作品をPRした。