欅坂46“4月6日は特別な日!”欅の木の下で1周年バースデー♪
2016年4月6日に1stシングル「サイレントマジョリティー」をリリースした欅坂46が6日、東京・国立代々木第一体育館で「デビュー1周年記念ライブ」を開催。1万2000人の観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
グループのイメージカラーであるグリーンのサイリウムで埋め尽くされた会場で、デビュー曲「サイレントマジョリティー」からライブがスタート。メインステージ上部に設置された大型ビジョンには、この1年間、さまざまな場所で披露してきた同曲の映像が生のパフォーマンスとシンクロしながら映し出された。
キャプテンの菅井友香は「こんなにたくさんの方に1周年をお祝いしていただけて、本当に幸せです」と笑顔でコメント。観客が声をそろえて「ハッピーバースデイ トゥ~ユ~♪」と歌う中、運ばれてきたケーキに刺さったロウソクの炎をメンバーが息をそろえて吹き消した。
バースデイライブにふさわしく、1stシングルから順を追って表題曲、カップリングを全曲披露。途中、昨年夏に放送されたドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」でメンバーと共演した俳優の嶋田久作が電話で生出演し、「ドラマが終わってからも“けやかけ”(『欅って、書けない?』)とかを観てるよ」と驚きの告白をする場面もあった。
2ndシングル「世界には愛しかない」の収録曲「渋谷からPARCOが消えた日」では、既発シングルのすべてでセンターを務めてきた平手友梨奈が赤いパンツスーツ姿で登場。4人の女性ダンサーを従えた圧巻のパフォーマンスで観客を魅了した。
3rdシングル「二人セゾン」のカップリング曲「大人は信じてくれない」では、スモーク&ファイヤーの演出で会場はさらにヒートアップ。ライブ前日にリリースされたばかりの4thシングル「不協和音」では、欅坂46らしいハードなパフォーマンスでこの日一番の盛り上がりを見せた。
ライブ本編終了後、アンコールの声を受けて再びステージに現れたメンバーを待っていたのは、サプライズの“緊急告知”だった。欅坂46の後発チームとして昨年5月に発足した“けやき坂46”(通称:ひらがなけやき)の増員が発表されると、あまりの驚きに涙を流すメンバーの姿も。“ひらがなけやき”をけん引する佐々木久美は「予想していなかったのでびっくりしちゃって、頭が真っ白なんですけど…まだまだ私たちも漢字欅さんについていってるだけなので、先輩になれるか不安ですけど頑張ります」と声を詰まらせながらも意気込みを語った。最後はライブ締めくくりの定番曲となった「W-KEYAKIZAKAの詩」でメンバーと観客が一体となり、熱いステージの幕が下りた。
小池美波のラジオレギュラー決定(MBSラジオ「ザ・ヒットスタジオ」)、渡邉理佐の専属モデル決定(「non-no」)をはじめメンバー個々の仕事も急増中の欅坂46。わずか1年で驚くほどの表現力を身に付けた彼女たちが、さらに大きく飛躍することは間違いなさそうだ。
取材・文=大小田真
【欅坂46 デビュー1周年記念ライブ@国立代々木第一体育館 4月6日】セットリスト
M1:サイレントマジョリティー
M2:手を繋いで帰ろうか
M3:乗り遅れたバス
M4:山手線
M5:渋谷川
M6:キミガイナイ
M7:ひらがなけやき
M8:また会ってください
M9:青空が違う
M10:ボブディランは返さない
M11:渋谷からPARCOが消えた日
M12:語るなら未来を…
M13:世界には愛しかない
M14:僕たちの戦争
M15:夕陽1/3
M16:誰よりも高く跳べ!
M17:制服と太陽
M18:大人は信じてくれない
M19:二人セゾン
M20:エキセントリック
M21:微笑みが悲しい
M22:チューニング
M23:割れたスマホ
M24:僕たちは付き合っている
M25:不協和音
M26(EN):W-KEYAKIZAKAの詩
4thシングル「不協和音」
初回仕様限定盤A~D(CD+DVD):1650円
通常盤(CDのみ):1050円
ソニー・ミュージックレコーズ
■「欅って、書けない?」
毎週日曜 夜0.35-1.05
テレビ東京