井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第8話が3月3日に放送された。事件に関するさまざまな断片が明らかになっていくなか、悠依(井上)と幽霊である直木(佐藤健)の美しいシーンが大反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
奇跡はおきるのか…
同ドラマは、運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依の恋人で不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木(佐藤)、なぜか直木が見えてしまうために2人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲(松山ケンイチ)を中心に描く。
数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人が織り成す、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリーだ。
第8話は、直木の死に関係することと幽霊にまつわることが描かれ、奇跡を願わずにはいられない展開となった。
悠依が“見えない”直木にそっと口づけ…
相性が合うという直木とは近くにいるだけでも体が弱ってしまう譲。だが、姉の叶恵(平岩紙)と昌通(板倉俊之)が直木の幽霊パワーを跳ね除けられる方法を見つけたことで、また3人で一緒にいられるように。
捜査が行き詰まるなか、悠依たちは幽霊の弥生(菊地凛子)が成仏するため、自身の起こした事故で夫を亡くした夏英(シム・ウンギョン)への“思い残し”を解消する手伝いをすることに。夏英が亡き夫に幸せだったと打ち明けることができたとき、弥生の体は消えていった。
“思い残し”がなくなれば成仏する。それを改めて感じた直木と悠依。屋上で口笛を吹いていた直木の元に行った悠依は、ずっとそばにいて欲しい気持ちを抑えて「消えてもいいよ」と告げた。
そして、口笛がそこに直木がいることを感じられる手段である悠依は、音がするほうに歩み寄り、そっと唇を近づけた。直木は驚きつつも唇を重ね、手で頬を触ろうとしたとき、静電気が起きて2人は笑いあう。そして、悠依には直木の姿は見えていないが、互いに愛おしそうに見つめ合った。静電気は弥生に教えてもらった、幽霊が起こしても、この世にいる人が見える、感じ取れる現象だった。
悠依と直木の切なくて美しいキスは、タイトル略称の「#金ドラ100よか」がTwitterのトレンド入りするなかで反響が多かったシーンの一つ。「今回のキスシーンは素晴らしい!」「静電気キス最高すぎます」「静電気が新たな意思疎通になるとは」「泣けた」「キュンすぎる」といった声が上がった。
ただ、2人が唇を重ね合わせたとき、直木の体が消えそうに見えたのは気になるところ。また、翌日に弥生が夏英の前に現れて会話をし、姿が消えていくという場面もあり、成仏する前に可能なことなのだろうか。