草なぎ剛が主演を務めるドラマ「罠の戦争」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系) の第8話が3月6日に放送された。ついに鷲津(草なぎ)が鶴巻(岸部一徳)との全面戦争へ。喜び、涙、ハラハラ、ヒヤヒヤ、驚き…と感情の振れ幅が大きい展開となり、本話も世界トレンド1位を獲得する反響となった。(以下、ネタバレがあります)
鶴巻との本格対決が始まるなか、嬉しい出来事が!
同作は、草なぎが主演を務めてきた「銭の戦争」(2015年)、「嘘の戦争」(2017年)に続く、“戦争シリーズ”の第3弾。草なぎにとって6年ぶりのドラマ主演となる。
議員秘書だった鷲津亨(草なぎ)は、愛する息子・泰生(白鳥晴都)が重傷を負うが、議員の“先生”からその事件のもみ消し指示を突き付けられる。仕事のために自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わり始め、真相を明かすべく自ら代議士に。知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛けていくリベンジエンターテインメントだ。
鷲津の妻・可南子を井川遥、私設秘書・蛯沢眞人を杉野遥亮、第二秘書・蛍原梨恵を小野花梨が演じる。
泰生を突き落とした犯人が厚生労働大臣・鴨井(片平なぎさ)の息子・文哉(味方良介)だと判明したが、鴨井を日本初の女性総理にしようと暗躍する幹事長・鶴巻(岸部)によってその真相を明らかにできない。鶴巻との全面戦争勃発となる第8話だが、意識不明だった泰生が目を覚ましたことはなんといっても喜ばしいことだった。
鷹野は鷲津の敵か味方か…
政権交代をもくろむ鶴巻に気分を害した総理の竜崎(高橋克典)は、泰生が意識を取り戻したことをマスコミの前で話し、鷲津をバックアップする動きを見せた。それを追い風に記者の熊谷(宮沢エマ)の助言で可南子のインタビュー動画を公開し、世間の耳目をますます集めた。
そんななかで視聴者に特に注目されていたのは、鷹野(小澤征悦)の存在だ。鷲津の友人ではあるが、2世議員であり、鶴巻派の鷹野は鶴巻から「鷲津を潰せ」と命じられていた。
鶴巻の弱味として国内最大手のIT企業との関係を鷲津に梨恵と共に探るよう言われた眞人は、その情報源が鷹野であることを偶然知り、疑っていた。だが、鷹野が鷲津の執務室にやって来たとき、鷲津は「鷹野は時間を稼いでいてくれるんだ。鶴巻幹事長の不正を暴くための時間を」と打ち明けた。
「派閥政治をなくすために政治家になった」という鷹野は、鶴巻を党の中枢からはずさないと古い政治はなくならず、世代交代もできないと考えていた。そのため、鶴巻の指示通りに動いているように見せ、機会を狙っていたのだった。
「1人じゃ幹事長の強大な力には及ばない。だから手を組んで仕掛けるんだ、幹事長に罠を」と鷲津。
SNSには「鷲鷹コンビがんばれ~」という声が上がったが、一方で「信じていいんだよね?」「またひっくり返る?」と疑いも続いた。二重三重の罠が仕掛けられてこれまでも驚きが多かった同作において、まだ疑いの声が上がるのは必然で、演じる小澤の巧みさもあってどこか怪しさが残るようにも感じられた。
TCエンタテインメント