変わっていった倉木「万太郎のせりふが彼を動かした」
初めこそ、上京したばかりの万太郎のトランクを置き引きするなど自堕落なキャラクターだった倉木。
だが病気がちな我が子を万太郎に救ってもらい、万太郎の「どの草花にも必ず、そこで生きる理由がある」という言葉を聞いて、少しずつ前を向き始めた。演じる大東も、「らんまん」公式サイトのインタビューで「万太郎の『雑草なんていう草はない』というせりふが彼(倉木)を動かしたんでしょうね。日陰で枯れかけているところを、太陽のように照らしてくれる万太郎という存在はとても大きい」と語っている。
そして、東京の土地に明るいことから万太郎の植物採集にも付き合ううちに、すっかり万太郎に心を開いていったようだ。同時に、倉木自身の妻や子、長屋のほかの住人たちとの人間関係もよくなっているように見える。
「倉木さん」が話題「カッコよかった!」
そんな倉木に、視聴者からも注目が集まった。第73回放送後は「あの口下手な倉木さんが…!カッコよかった!」「倉木さん、いつの間にかみんなと仲良くなってる!」「倉木さん、頼れる!!うちのリフォームもお願いしたい」「砂置き場のアドバイスする倉木さんステキすぎた」といった声が飛び交い、Twitterでも「倉木さん」がトレンドトップ10入りする反響を呼んだ。
万太郎と寿恵子だけでなく、彼らに関わる人々それぞれの人となりや成長が見えるのも、「らんまん」という作品の魅力の一つ。長屋の人々の人情味あふれる日々のやり取りに今後も注目だ。
7月13日(木)は第74回を放送する。大窪(今野浩喜)から共同研究させてほしいと頼まれ、万太郎は受け入れる。そんな2人を守ると決めた徳永(田中哲司)は、なかなか納得しない田邊(要潤)を説得する。