AKB48の2期生としてグループを黎明期から支え、一時はチームKのキャプテンとして貢献してきた秋元才加。2013年の8月にグループを卒業するまでメンバーの精神的支柱として活躍したことは周知のことだろう。卒業後、俳優・タレントとして活動する秋元は、2022年9月に専属契約を終了し、業務委託契約を結んでいたフレイヴ エンターテインメントとの契約が2023年6月をもって期間満了で終了となり、7月よりフリーとしての新たな道を進み始めた。AKB48卒業から10年、数々の作品に出演し、女優として引っ張りだこの彼女の役者としての魅力を紹介したい。
“強くたくましい女性”役がハマる
秋元はデビュー2年目の2007年からアイドル業のかたわら俳優としても活躍し、以降、映画、ドラマ、舞台と出演作が途切れることなく続いており、ホラーから青春群像劇、サスペンス、ファンタジー、人間ドラマなどジャンルも問わず八面六臂の活躍を見せている。主演・助演問わず幅広く演じ、演技の引き出しも多彩だが、特にハマるキャラクターは“強くたくましい女性”だ。
AKB48時代から「男前でカッコいい」というイメージでファンやメンバーから愛されており、本人自身とのシンクロ率が高いというのもあるだろうが、“強くたくましい女性”の役は生き生きと演じているように感じられる。目力から所作、立ち姿に至るまで、“ボンドガール”のように強く、カッコよく、凛々しく作品の中に生きているのだ。そのフィット感がファンや観客のみならず監督や演出家をも魅了し、次作の出演につながっているのだろう。これは、スタッフに期待以上のものを見せているからに他ならない。
MCUの人気作で感情を操れるマンティスを好演
例えば、8月2日に最新作となる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」がディズニープラスで配信された「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ。同作は、銀河を救ってきた落ちこぼれのヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”と銀河を完璧な世界に作り変えようとする“最凶の敵”ハイ・エボリューショナリーの戦いを描いたアクションアドベンチャー大作で、秋元は触れた人の心を読んだり感情を操れる共感能力(エンパシー)を持つ“ガーディアンズ”のメンバー・マンティス(ポム・クレメンティエフ)の日本語版声優を務めている。
こちらは2作目の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017年)からの出演で、同シリーズのみならず「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などの関連作品にも同じ役で出演中。そのマンティス役起用は2013年に日本語版声優として出演した「スプリング・ブレイカーズ」での好演の影響もあったであろうし、ハリウッド作品の人気シリーズ「山猫は眠らない」においても、第8作、第9作と連続して日本人暗殺者レディ・デスことユキ・ミフネを熱演。ハリウッドデビューにして圧巻のアクションを披露し、メインキャストとして存在感を発揮している。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/guardians-of-the-galaxy-vol-3/
▼ディズニープラス特集ページはこちら
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
TCエンタテインメント