阪本が思う中谷の好きなところは「自我がないところ」
――幼稚園からの幼なじみのお二人ですが、お互いの「ここが好き」「ここを直してほしい」というところがあれば教えてください。
中谷:阪本がコンビのネタとかも全部作ってくれているので、そこはすごく頼りになるし、好きなところです。直してほしいところは、頭のフィルターを通さず考えずにしゃべるところ。
以前、NSC生を二人で4時間くらい回し続けるという結構大変な仕事があったときも、終わった後に見送ってもらってエレベーターが閉まった瞬間に、「罰ゲームみたいな仕事ばっかりやな!」と吐き捨てていて(笑)。そういうのは良くないなと思います。
阪本:中谷の好きなところは、自我がないところです。
中谷:良くないやろ、それ(笑)。合ってる?
阪本:全部合わせるというスタンスなので、ぶつかることがないというか。なんでもいいというタイプなので助かっています。直してほしいところは、不潔なところです。
中谷:いやいや、そんなことないやろ!
阪本:30年以上の付き合いなんですけど、歯を磨いているところを一回も見たことがないです。
中谷:たまたま、たまたま!お前の見てないところで磨いてはいるのよ。
阪本:異臭騒ぎにもなるくらいですから。「何食ってんの?」と聞いても「きつねうどん」とか言うんですけど、マジのキツネが乗っているんじゃないかなって。
幼なじみだからこそ知る、互いの母親の衝撃エピソード
――コンビ名がそれぞれの妹さんのお名前に由来していると聞き、驚きました。家族ぐるみで付き合いがあるとのことですが、お互いの家庭ルールで驚いたことはありますか?
阪本:中谷のお母さまが、一日も欠かすことなく毎日午前3時に起きて、朝の9時くらいまでかけて家中をぴっかぴかにするんです。毎日、休むことなくずっと掃除しています。
あとは、正月とかに突然帰省すると、「なんで連絡しないの。聞いてない」と言って、息子を家に入れないんです(笑)。ホテルみたいに事前に予約しないといけない。
中谷:「私には私のスケジュールがあるから無理やわ」って(笑)。
阪本:だから中谷、マンションの立体駐車場で車の中で一晩過ごしたんですよ。母親がだいぶ変なんですよね。
中谷:僕は、子供のときに聞いた話なんですけど、阪本が「少年野球がやりたい」とお願いしても、お母さまに「私、お茶くみ当番するのは絶対嫌やから無理やわ」と言われたらしくて。2回くらい頼んだけどしっかり断られていて、かわいそうやなと思いました。
阪本:結局やりたくもないソフトテニスを始めました。
中谷:そんなに母親が正直すぎることあんねやって驚きました(笑)。