与田祐希(乃木坂46)が11月9日、東京・赤城神社で行われた映画「OUT」公開直前大ヒット祈願イベントに、主演の倉悠貴、共演の大悟(千鳥)、メガホンを取った品川ヒロシ監督とともに登壇した。
累計発行部数650万部を突破するヤンキー漫画「OUT」(秋田書店)を実写化した本作は、監督・脚本を務める品川の中学からの友人の青年時代を詰め込んだ実録物語が原作。狛江の狂犬と恐れられた伝説の超不良・井口達也は少年院から出所し、地元から遠く離れた叔父叔母の元、焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始めるが、保護観察中のため、次にけんかをすれば一発アウト。そんな彼の前に現れたのは、暴走族「斬人(キリヒト)」副総長の安倍要。この出会いが達也の壮絶な更生生活の始まりに。暴走族の抗争、新しい仲間・家族との出会い、守るべきものができた達也の進む道を描く。
大悟「30秒くらいしか出てない」
達也役の倉悠、ヒロイン・皆川千紘役の与田、少年院の教官役の大悟、そして品川監督は、祈祷後に行われたトークセッションに登場。倉が「もうすぐ無事に公開を迎えられそうでうれしい気持ちでいっぱい」とあいさつする。
大悟は「神社でうそをつきたくないので」と前置きし、「30秒くらいしか出てない」と告白。「短い時間ですが、すごい演技をしているので見ていただきたいです」とコメントした。
これを聞いた品川監督は「大悟の代表作『レイク』(のCM)を見まして、これは大悟にやってもらおうと。Netflixの『トークサバイバー!』みたいになっていましたけど(笑)」といじって見せながらも「笑えるし、でも登場は緊迫感あるし、さすが大悟って感じでした」と大悟の演技を称賛した。
与田祐希「“七色の達也”を言ったので見ていただきたい」
一方、倉とともに品川組初参加となった与田は「普段、女子グループにいるのでヤンキーの世界観になじめるか不安だったんですけど、居心地が良く、焼き芋が焼けるくらい温かったです」と、独特の表現で品川組の印象を語る。
品川監督は「(今作に出演している)渡辺満里奈さんと与田さん、秋元康さん(プロデュースのアイドル)が世代を超えて一緒にいるっていうのも、僕の中でも熱かった」と、元おニャン子クラブと乃木坂46のメンバー共演に喜んだと明かした。
また、見どころを語る場面では、与田は「千紘と達也の関係性ですね。初対面からだんだん仲良くなって、最後の方は私『達也』しか言ってないくらい、“七色の達也”を言ったので見ていただきたいです」と、主人公とヒロインの関係性の変化を挙げる。
大悟は「与田ちゃんの涙のシーン」を見どころに挙げ、「カメラの方(の目から)しか涙が出てない。素晴らしい」と絶賛。与田は「やめてください(笑)」と顔を赤らめた。