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110年前の“最古の忠臣蔵”を活弁・演奏付きでテレビ初放送へ 年末の風物詩「忠臣蔵」が日本人に愛され続ける理由

2023/12/13 16:30

総天然色で話題を集めた「假名手本忠臣蔵」を含む4本の忠臣蔵も放送

假名手本忠臣蔵
假名手本忠臣蔵(C)1962松竹株式会社


さらに衛星劇場では、「最古の忠臣蔵<活弁トーキー版>」の放送と合わせ、4本の忠臣蔵作品を放送する「時代劇傑作選 忠臣蔵特集」を展開する。

12月14日(木)放送の「假名手本忠臣蔵」(1962年)は、歌舞伎の超人気演目「仮名手本忠臣蔵」を映画化した作品。総天然色の美しさで公開時おおいに話題を集めた名作で、松竹の大スターたちと市川猿之助、坂東簑助ら歌舞伎役者の美の競演が見どころ。

同じく12月14日(木)放送の「義士始末記」(1962年)は昭和30年代の“忠臣蔵ブーム”に乗って制作された作品で、「假名手本忠臣蔵」に続く作品として公開された。四十七士の最期に重点を置いて描かれている。「假名手本忠臣蔵」と「義士始末記」も今回がテレビ初放送だ。

12月15日(金)放送の「喧嘩安兵衛」(1952年)は、のちに四十七士の1人・堀部武庸となる中山安兵衛を中心に描いた作品。大石内蔵助を中心とした王道ストーリーとは一味違う角度から描かれた傑作だ。

同じく12月15日(金)放送の『「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」より琴の爪』(1957年)は、赤穂浪士のうち細川家に身柄を預けられた大石内蔵助以下十七名の切腹の日までの2日間を、浪士の1人、磯貝十郎左衛門と彼の死に殉じたおみのの悲恋を軸に描いた作品。2代目中村扇雀と扇千景の貴重な夫婦共演作だ。

300年以上にわたり、日本人に愛されてきた「忠臣蔵」。今回、貴重なテレビ初放送作品を含む「忠臣蔵特集」はその神髄を味わう絶好のチャンス。「忠臣蔵」を見たことがない、よく知らないという方こそこの機会に、その重厚な世界観を味わってみてはいかがだろうか。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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画像一覧
5

  • 最古の忠臣蔵<活弁トーキー版>
  • 【写真】「元禄忠臣蔵 大石最後の一日」より 琴の爪
  • 喧嘩安兵衛
  • 義士始末記
  • 假名手本忠臣蔵

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