崇「僕は覚えてるよ、震えて、必死で、あったかくて、愛おしかった」
慌てて起きた宮田が謝ってタクシーで帰ると言うと、「そんな意識されるとうれしい」と崇が言う。崇は「なんでそんなに警戒するの?寝たこともない、たった1回キスしただけの男に」と言いながら宮田に近づいて手を取る。
そして、「僕は覚えてるよ、震えて、必死で、あったかくて、愛おしかった」と崇は言って、宮田に唇を寄せていく。崇は何度も宮田にキスをして宮田も恍惚(こうこつ)と受け入れていたが、我に返って慌てて荷物を取って飛び出して行く。
走ってきた宮田は立ち止まり、荒い息を整えながら「最悪だ、気づきたくなかった。心の奥でずっと先輩を欲していただなんて」と思うのだった。
人たらしな崇のあらがえない魅力もさることながら、宮田のツンデレなかわいらしさもビシビシと伝わり、キスシーンにはキュンキュン。これからの2人の恋の行方にワクワクとさせられた。
◆構成・文=牧島史佳
※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」
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