「この国を変えるために、道長さまは生まれてきた。わたしとひっそり幸せになるためじゃないわ。道長さまが好きです。とても好きです。でも、あなたの使命は違う場所にあると思います」。泣きながら直秀を弔ったあの時、2人は抗えない宿命を負ったのだ。貧しい暮らしがどういうものかもよく知っているまひろは、愛しい道長を突き放した。互いに想い合いながらも結ばれることのない2人はその夜、一線を越えた。
大胆なラブシーンに視聴者も沸騰
道長が送った恋の和歌にまひろが漢詩で応えるなど、情熱的な道長と冷静なまひろの対比も印象的だった2人の恋のてん末に、視聴者からも熱い感想が飛び交った。
「切なすぎる…!」「この夜、三郎が道長に、まひろが紫式部になったのか…なんてドラマチック」「道長とまひろがとても美しくて生々しくて…苦しかった」「まさにセックス&バイオレンス!大河ドラマでこんなラブシーンを見ることになるとは」といった2人の恋愛への感想に加え、「熱に浮かされた道長を冷静に諭すまひろがかっこいい」「直秀の存在がこんなにも大きく2人の運命に影響していくなんて…。まさに宿命」と、まひろの決断やその背景にある直秀の素材に思いを馳せる声も。放送後、SNSでは「#光る君へ」がトレンド1位に浮上した。
花山天皇を欺いた兼家・道兼(玉置玲央)親子の怪演も強烈な印象を残した第10回。次回は3月17日(日)に第11回「まどう心」を放送する。