オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中のHuluプレミア「ずっとあなたを待っていました」。最終話となる第14話では、ジョンスク(ぺ・ジョンオク)らが裁判をおこなう様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第14話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「ずっとあなたを待っていました」とは
本作は、韓国で注目の若手俳優とベテラン俳優が一堂に会することで話題を呼んだミステリーサスペンスドラマ。ある日、50年間大きな事件が起きていない平和な町で殺人事件が発生し、血気盛んな地元の刑事オ・ジンソンは、検事たちと共に捜査を開始する。そんな中、彼の家族が事件に巻き込まれてしまう。そして事件の真相を追い求めるごとに、自分の家族の隠された秘密や欲望が明らかになっていき、オ・ジンソンは衝撃の真実へとたどり着く――。
キャストには、「哲仁王后 ~俺がクイーン!?~」などのテレビドラマを始めバラエティ番組でも活躍が目覚ましい俳優ナ・イヌが主演の刑事オ・ジンソン役に抜擢。また、「アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~」といった話題作に出演し、注目の若手の1人とされるキム・ジウンが検事コ・ヨンジュ役を、「ダリとカムジャタン~真逆なフタリ~」のクォン・ユルがヨンジュの同僚検事のチャ・ヨンウン役を、ボーイズグループ・NU'ESTのレンがジンソンの弟・ジヌ役を務めている。
その他にも、ドラマ「愛の不時着」や映画「パラサイト 半地下の家族」などのヒット作に出演するチャン・へジンが主人公の母親ホン・ヨンヒ役を、時代劇「鉄の王 キム・スロ」やドラマ「優雅な一族」など数多くの作品に出演するぺ・ジョンオクがヨンウンの母親ユ・ジョンスク役を演じる。
法廷で明かされた、証人それぞれの想い
法廷では、ヨンウン(クォン・ユル)が担当する連続殺人事件の裁判がおこなわれ、その結果ミンギュ(チョン・サンフン)は妻殺害と2件の殺人事件への関与と犯罪資金援助、ギヨン(イ・ギュハン)は検察官の拉致監禁・殺人未遂などの罪で死刑が求刑された。
その後拘置所に入れられたギヨンのもとに、実父であるジョンチョルが面会に来る。ジョンチョルはギヨンに父として守れなかったことを詫び、“なぜ息子だと教えてくれなかったのか”と尋ねると、ギヨンは“ジョンチョルも自分を「ヨンウンのドナー」だと思っているという真実を知るのが怖くて言い出せなかった”と胸の内を明かす。そして「父さん…一度で良いから呼んでみたかった」と涙を流すのだった。
そして迎えたジョンスク(ぺ・ジョンオク)、ウノ(キム・チョルギ)の裁判当日。まず証人台に立ったのはドクター・チュ(キム・ヒョンムク)だった。ドクター・チュは、ジヌ(レン)の監視についてはすべてウノの指示で、あくまでも臨床実験としてジヌの健康管理をしており、本来の目的については知らなかったと話す。
続いてウノへの尋問へと移る。黙秘を貫くウノに対し、ヨンジュ(キム・ジウン)がギヨンに提供してもらった“現場からウノが去って行く映像”を見せると、観念した様子で“計画的な犯行”であることを認めた。
そして今度は、ジヌの実母・マリーの番に。彼女は、ジヌがジョンチョルの非嫡出子だと口外しない見返りに、チンジンから巨額の後援金と海外での個展のサポートを受けたと自白。マリーが録音した音声から、ジョンスクがこれに関わっていると訴える。そしてマリーは涙ながらに、“ジヌにしてあげられることは少なく、せめてもの償いで録音をした”と告げた。
次に登場したのはギヨン。ギヨンは犯行の動機を“ジョンスクへの復讐”と語る。“ジョンスクが幼い自分に親切にしてくれたが、その裏には恐ろしい真実を隠していた”と言い、「その絶望が自分を犯罪者にした」と話す。ギヨンは「いっそ僕が何も知らなければ…」と目に涙を浮かべ、裁判長に平等な判決を下すよう頼むのだった。
さらにヨンジュがチンジンの「AGAIN PROJECT」を指摘。チンジンで無料健診を受けた男性が呼ばれ、知らぬ間にドナー候補になっていたことが明らかになり、ヨンジュは“医療法違反”を指摘した。そしてジョンスクが黙秘を続ける中、ついにヨンウンが証人として法廷へ訪れる――。
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発売日: 2022/07/05
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