「大丈夫じゃない」でも「一周回って大丈夫」、七苗に共感集まる
会食終わり、重い足取りで公園に立ち寄った七苗。千尋から「今日はありがとう 大丈夫だった?」とメールが入り、「大丈夫じゃない」と一度画面には打ち込んだが送信はしなかった。
そこにコウタロウが現われ、いつもの元気がないと指摘されると、後輩を育てることや同期の“代打”、せいいっぱいやっているつもりなのに「やって当たり前扱い」されるのだと語った。「なんだかな~」とため息がもれる七苗。
するとコウタロウは、記憶がない自分のことを心配してくれ、仲間も助けている状況を「偉いよ」と言い、楽曲「世界でいちばん頑張ってる君に」をアカペラで歌った。
みるみるうちに瞳に涙がたまる七苗。そのとき、千尋からケータイに着信があり、謝罪を受けると「大丈夫じゃない…」とポツリ。続けて「でもこんなふうに思う自分も嫌だし。じゃあ、なんで千尋のこと手伝うのかなって思ったら、一緒に頑張りたい。つまり、一周回って大丈夫。だからそんなに謝るな。胸張って“お母さん”して」と告げた。
本当は大丈夫じゃないってこともある。けれど、かけがえのない同期と頑張りたいというのも本当の気持ち。それを打ち明けることができてよかった。そんな七苗には、アカペラで応援してくれて、背中を優しくトントンしてくれるコウタロウもいるのだ。
SNSには「七苗ちゃん、かっこよかった」「大丈夫じゃないって吐き出せてよかった」「千尋さんも救われたと思う」「七苗の優しさに泣ける」「大丈夫じゃないけど一周まわって大丈夫、わかりみすぎて」「私のところにもコウタロウさん来て」といった声が上がり、大きな反響となった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部