まるで本物のボクサー? 山下智久&伊勢谷友介の役づくりを全員が大絶賛!
2月11日(金)から公開される映画「あしたのジョー」の完成報告会見が1月17日、都内で行われ、出演した山下智久、伊勢谷友介、香川照之、香里奈と、曽利文彦監督が登場した。
同作は、往年の人気ボクシング漫画を実写映画化したスポーツドラマ。東京の下町でけんかに明け暮れていた矢吹丈(山下)は、元ボクサーの丹下段平(香川)にボクシングの才能を見いだされる。やがてプロボクサーの力石徹(伊勢谷)と運命の出会いを果たした丈は、力石との対決に備えて特訓に励む。
山下は、矢吹丈役が決定したときのことを「プレッシャーを感じたのと、本当にできるんだろうかという不安との戦いでした。でも、原作を読んだ結果、挑戦していくことが大事という、丈からのメッセージを感じ、覚悟を決めて挑戦させてもらいました」と、胸の内を明かした。格闘シーンについては「おなかを思い切り殴られたとき“痛いな、このやろう!”と思いました。後で映像を見たんですが、初めて自分が怒ってる顔を見ました」と、壮絶なシーンに出来上がった様子。
丈の永遠のライバル・力石徹役を演じた伊勢谷は、役柄上、過酷な食事制限を強いられたようで「キウイとレモン1個ずつは食べて良くて、キウイをいかに食べごたえがあるようにカットするかって感じでした(笑)」と相当つらかったようだ。一方、減量中の2人を見た香里奈は「2人の前でお茶とか水とか飲むのも悪いなと…。しゃべりかけられないオーラを感じました」と撮影を振り返った。
筋金入りのボクシング好きの香川は特殊メークを駆使して、丹下段平になりきり、現場では山下や伊勢谷にボクシングの指導も行ったという。「1日にだいたい15時間ほどボクシングのことを考えてて、そのすべてを本作に費やしました」ときっぱり断言。山下、伊勢谷については「山下さんはいつも腹筋してて、風邪をひいても筋トレはやめない状況で。伊勢谷さんもそれを見て『よーし、燃えてきた!』と言ってて。部活状態でした」と、役への入れ込みようを明かした。また、力石の壮絶な計量のシーンでの、腹筋がえぐれた伊勢谷の体について「あれ、(CGじゃなくて)本当なんです。エイリアンか何かが抜け出したみたい。人間の体って(やせると)あんなになるんだなと」と、驚きつつ感心していた。
2月11日(金)より全国ロードショー