舞台「魔法使いの嫁」主演の工藤遥、弟の反応を明かす「それだけは行く!」
![羽鳥チセ役の工藤(写真左)とエリアス・エインズワース役の神農(同右)で舞台「魔法使いの嫁」が開幕!](https://thetv.jp/i/nw/207200/1263484.jpg?w=1284)
ヤマザキコレによる異類婚姻幻想譚「魔法使いの嫁」が、遂に舞台化。舞台版で主役の羽鳥チセを演じる工藤遥と、その相手役、エリアス・エインズワース役の神農直隆に見どころを聞いた。また、10月13日(日)の公演の模様は、dTVチャンネルのひかりTVチャンネル+で生配信されることが決定している。
![【写真を見る】自然な笑顔の工藤とちょっと緊張気味の神農の貴重な撮りおろしショット](https://thetv.jp/i/nw/207200/1263488.jpg?w=1284)
工藤&神農「緊張しています(笑)」
神農「僕しゃべるの苦手で、こういう場はとても緊張するんですけど、工藤さんはさすがですね」
工藤「いやいや、私も緊張しています(笑)」
――では、改めて自己紹介をお願いします。
工藤「羽鳥チセ役の工藤遥です。よろしくお願いします」
神農「エリアス・エインズワース役の神農直隆です。よろしくお願いします」
![喋るのが苦手と言いながらも、一生懸命考えて答えてくれた神農](https://thetv.jp/i/nw/207200/1263528.jpg?w=1284)
多くの人が知っている作品だからこそのプレッシャー
――漫画原作を舞台化した作品ですね。
工藤「私の弟が原作のファンなんです。『魔法使いの嫁』を知ってるか聞いてみたら、“知ってるよ、どうしたの急に?”と言って原作に対して熱く語り出したんです。で、実はその舞台に出るんだよっていう話をしたら、普段は私のステージを見に来ない弟が“それだけは行く”と。そして“くれぐれも原作の質を落とすような真似はしないように”と言われました(笑)。
一番近くに熱いファンがいて、プレッシャーもありますが、それだけ幅広い世代に愛されている作品なんだと改めて実感しました」
神農「僕はこの作品を知らなかったんですが、『魔法使いの嫁』というタイトルを聞いて、最初は、ああ嫁かあ、人じゃないものが嫁さんをもらう話なのか、と思いました。15歳の女の子を嫁にすることに違和感がありましたが(笑)、読み進んでいくうちに、エリアスは人間の女性を知りたいのかな、そして、いろんな冒険を通して人間というものを知りたいのかなと思いました」
――漫画もアニメも大人気ですが、それに対してはどう思われますか。
工藤「もう本当に人気のある作品ですよね。その主人公のチセを私が演じていいものなのか、という不安とプレッシャーはありますし、原作が漫画だから、どこまで寄せられるのかな、と思ったりもしています。こんなにがっつりと漫画の作品を舞台でやらせていただくのは初めてなので、今は大丈夫かなっていう気持ちの方が強いです」
神農「多くの人が知っている物語という点では、シェークスピアの原作や歌舞伎の演目とも、ある意味一緒なので、『魔法使いの嫁』も後の時代に別の人が演出したり演じたりする作品になればいいなと思います。演じるにあたっては、プレッシャーも感じながらもいつもの舞台と同じように臨めて、結果いいものが残せたらいいかなと思います」
![工藤の負けず嫌いな性格はチセと同じ](https://thetv.jp/i/nw/207200/1263489.jpg?w=1284)
――では、この舞台の見どころは?
工藤「原作ファンの方々はきっと、誰がどこまで出てくるの?とか、ビジュアルはどうするの?みたいな疑問がたくさんあると思うんです。その点、『魔法使いの嫁』の世界観は、いろんな技術でしっかり表現できるんじゃないかと私は思っています。
最初は私も、エリアスどうやるんだろう?って思ったりしたのですが、舞台ではそういう部分が素敵に表現されますので、是非一緒に“まほよめ”の世界に浸っていただけたらなぁと思います」
神農「メイクさんがこしらえてくれたこの髪型と(笑)、舞台では原作にはない部分も描かれているので、『魔法使いの嫁』を知っている方も新鮮に観ることができると思いますよ。セリフも、漫画やアニメにはないものがちらほら入っているので、“あぁ、この人こう思っていたんだ”とか確認できて、より厚みのある物語になっているのではないかと思っています。
また舞台の面白いところは、目線をお客さんが自由に決められるってことですよね。登場人物の関係性や起こっている出来事を、より深く感じることができるんじゃないかな」
![「エリアスには親近感を感じる」と神農](https://thetv.jp/i/nw/207200/1263527.jpg?w=1284)