「She」で連ドラ初主演の松岡茉優にインタビュー1
連続ドラマ「She」(毎週土曜夜11:40-0:05、フジ系)で初主演を務める松岡茉優。同作では学年一の美女の失踪原因に迫っていくジャーナリスト志望の才女・涼子を演じている。
今回は松岡に、役どころから演技への熱い思い、プライベートまでを幅広く聞いた。4月22日(水)発売の週刊ザテレビジョンで紹介しきれなかったコメントを、余すところなく紹介!
――20歳を迎えて初めての連続ドラマ主演となりますが、この作品への出演を聞いた時は、どのようなお気持ちでしたか?
うれしい半面、責任感を感じて、しっかりしなきゃいけないなという気持ちでした。撮影前はずっと力んでいたんですが、現場に入るとあらためて役に向き合わなきゃいけないなと思いました。
――「She」の台本を読んで、どのようなことを感じられましたか?
(1話分が)25分という短い尺のドラマになるので、台本自体も1話1話はすごく薄くて、駆け抜けていく感じがすごく伝わりました。その中に、高校生ならではの生々しさやみずみずしさがあって、プラスでミステリアスな部分がすごく効いています。
全5話が、皆さんの中で土曜日、“その日に見たい”ドラマになっていけたら最高の形になるかなと、読みながら想像しました。
――演じる上ではどんなことが楽しみですか?
フレッシュなキャストが集まっていて、高校の雰囲気をそのまま持ってきてくれるキャストです。フレッシュ同士ならではの化学反応が起きれば。
(現場は)楽しいですね。モデルの出身の方などキャリアもそれぞれ違いますし。かわいい子たちと一緒に仕事ができて幸せです(笑)。
――共演の清水くるみさんとは映画「桐島、部活やめるってよ」('12年)でもご一緒されてましたよね。
はい。くるみは人となりをよく知っている友達なので、あまりかわいいとは思わないですけど(笑)、本当に、共通言語がある友達なんです。そういう意味では、お芝居の中でもそれを生かせればいいなと。
『桐島―』後に一度共演してからお芝居で絡むことがなかったので、久しぶりにお芝居を見て成長した部分や、変わらない部分を見るだけで楽しいです。私も成長できたのかな、などと考えながら、くるみとは少し同窓会気分でやってますね。
――ドラマは手持ちカメラを用いたりなど、ドキュメンタリータッチになっていますが、撮り方に変わったところはありますか?
少しありますね。ドキュメンタリー風の、本当に見ている方が高校にいるような目線の映像になっています。(映像で)主観の目線という映像はあまりなくて、第三者の目線で撮っているように感じます。
――劇中の生徒への事情聴取シーンでは、松岡さん演じるジャーナリスト志望の涼子が他の生徒の聴取に同席し、その模様を手持ちカメラで収める場面もありますよね。
はい。ジャーナリスト志望ということで、ビデオカメラ風の撮影方法もとっています。
あと、撮っていて感じたのは、一発撮りがすごく多いことです。カットを割って(役者の)表情を抜くというよりは、大きな画の中でドラマを作り上げていくという部分で、フレッシュなキャスト同士で化学反応を起こして、お互いが成長できればと思います。
一発しか勝負どころがないので、集中して1個ずつを丁寧にやっていきたいです。
(「She」で連ドラ初主演の松岡茉優にインタビュー2に続く)
毎週土曜夜11:40-0:05
フジ系で放送