氷室京介写真集『MEMENT』のフォトグラファー平野タカシが語る“素顔の氷室京介”
2016年5月23日の東京ドーム公演で、4大ドームツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」のファイナルとともにライヴ活動の無期限休止を明言した氷室京介氏。
その後、“俺たちは、氷室京介を卒業できない”という言葉どおり、多くのファンが“氷室ロス”となったが、夏の到来とともに、7月1日からはドキュメント映画『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』が公開、23日には、WOWOWで今回の4大ドームを追った番組『氷室京介 WOWOW SPECIAL ~PROLOGUE OF LAST GIGS~』放送されるなど、まだまだ“氷室熱”は増す一方のようだ。
その中で氷室京介氏のメモリアル写真集『MEMENT KYOSUKE HIMURO 1998-2015 TAKASHI HIRANO』が話題となっている。
本写真集は、1998 年よりライヴを中心に氷室京介氏を撮影し続けてきたフォトグラファー・平野タカシ氏が氷室氏への想いを込めて私的に作り上げた写真集、オリジナル版『MEMENT』をもとに、市販化されることが決定した作品だ。
8月末までの完全限定受注商品となっているこの豪華写真集だが、その作者である平野タカシ氏を招いて、7月21日の氷室京介氏ソロデビュー日に、東京・代官山 蔦屋書店でトークイベントが行われた。
代官山 蔦屋書店の3号館・音楽フロアで2回に分けて行われたイベントには、平日にも関わらず、200名以上のファンが集まり、平野氏が語る“素顔の氷室京介”の話に耳を傾けた。
氷室京介氏のステージを撮影する時は、「常に氷室さんのリズムを壊さないように撮影している」と語っていた平野氏。
そんな平野氏がオリジナル版『MEMENT』を作ろうとしたきっかけは、突然の雷雨に見舞われた2014年7月20日の横浜スタジアムでのステージ『25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY –NAKED-FINAL DESTINATION』だった。このライヴを撮り終えた瞬間、ラストと決めて臨んだ氷室京介氏を襲うアクシデントに端を発したコンディション面の問題、それらを抱えてパフォーマンスする真摯な姿に、25年闘ってきたアーティストが背負う歴史や想い、そして“人間”氷室京介の姿を平野氏は残したいと思ったという。
そこで平野氏は、これまで撮ってきた写真たちと正面から対峙し、それらをまとめる意義と、妥協なきものを作ることの意味を見出したため、およそ2年の歳月を掛け、ファインダー越しに感じてきた“氷室京介”と再度向き合いながら制作してきた。
約1時間におよぶトークイベントでは、これまでの氷室氏とのエピソードを含めて、「氷室さんは、僕にとって人間として一生憧れる存在」「ピュアでいることの大切さを教えてくれた人」と平野氏は話していた。
そんな氷室京介氏への想いを詰め込んだ写真集。
今後、代官山蔦屋書店、HMV&BOOKS HAKATA(博多/HMV&BOOKS TOKYOは7月18日までで終了)をはじめ、「なるべく皆さんがこの写真集を“体感”できるように」という平野氏の意向のもと、大阪、名古屋でも本作品の特別展示展を予定。
詳しくは下記の特設サイトをのぞいてほしい。