長州藩と幕府が激突!「花燃ゆ」第35回
8月30日(日)夜8時からの大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)では、長州藩と幕府軍が戦った第2次長州征討が描かれる。
前回放送では、坂本竜馬の仲立ちで薩長同盟が成立。仇敵と手を結ぶことに複雑な思いを抱く美和(井上真央)だったが、義兄・伊之助(大沢たかお)から許すことの意味を説かれ、納得する。薩摩藩からひそかに武器を入手することが可能になった長州藩は、幕府との戦いに向け備え始めた。
そして、いよいよ幕府軍が長州に迫ってくる。兵の数では圧倒的に幕府軍が上だが、長州軍は武士から農民まで一致団結し、士気は高揚。しかし、敵を迎え撃つ準備はまだ万全ではなかった。
そんな折、幕府は藩主・毛利敬親(北大路欣也)と後継ぎの元徳(三浦貴大)を広島に出頭させる命令を出す。それを聞いた伊之助は、自分が身代りに出頭して幕府との交渉を引き伸ばし、その間に高杉晋作(高良健吾)に戦の準備を進めさせることを計画。伊之助の命懸けの覚悟に応え、高杉も一見無謀な幕府打倒に乗り出した。
そんな中、高杉の妻・雅(黒島結菜)は、下関で夫が芸妓のうの(大西礼芳)と暮らしていることを知り、美和に訴える。美和は、自分も亡くなった夫・久坂玄瑞(東出昌大)から、他の女性のことを告げられたと打ち明ける。そして、久坂が命を散らすように戦っていたように、高杉も今頃、亡くなった者の思いや藩の未来を背負い、孤独に耐えて戦っているのだと説く。
藩のため、国のために命を散らし続ける志士たちが迎える、幕府との一大決戦。高杉や伊之助の戦いぶり、そして美和が志士たちへの思いを語るシーンは、屈指の名場面になりそうだ。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかで放送