【紅白】初出場の星野源が療養期に得たもの【コメント全文】
12月31日(木)夜7時15分から放送される「第66回NHK紅白歌合戦」の出場者が発表され、白組に星野源が初出場することが分かった。
11月26日に行われた会見で、星野が「有働(由美子)さん、俺やったよ！」と喜びの声を上げると、有働アナも「よかったねー！ 源ちゃん！」とたたえる。
さらに、「温泉(旅行)はどうなったの？」(有働アナ)、「アナウンス室の皆さんがNGを出したんです」(星野)というフレンドリーなやりとりも。
そんな2人の親交は星野がくも膜下出血で倒れた'12年にさかのぼる。「僕が倒れたときも有働さんがお手紙をくれて。ぜひ紅白に出ていただきたいという旨をいただきました」(星野)
続けて「それからずっと、その前からちっちゃいときからずっと見ていた番組。音楽が好きで、音楽番組が好きで、そんな自分がこの番組に出られることが本当にうれしいです。一生懸命、白組、頑張りたいと思います」と意気込みを明かした。
また、星野が出演している「LIFE！～人生に捧げるコント～」(NHK総合)から、他に紅白に出演する人について問われると、'14年の紅白歌合戦に出演した、塚地武雅演じる番組のキャラクター“イカ大王”について語る。
「(メンバーの出演は)ないんじゃないですかねー。イカ大王さんは実は中の人のメンタルが相当弱ってきていて。つらそうな表情を見せることがありまして。ひたすら営業にいかされて大変そうだなって(笑)」
そして、星野があらためて病気を克服した日々を振り返った。「'12年末に倒れまして、その後に約1年ほどお休みさせていただきました。自分にとってそのお休みというのは中学生のころの音楽を聞いて、テレビを見て、音楽番組を見て『すごいかっこいい！ すごい面白い！ こんな音楽やってみたい』、そんな気持ちを戻してくれた期間だったと思います。仕事が全くできず、家でただただ音楽を聞いたり、寝たりしている日々でした。その中でいつかもう一度“あっち側”に行きたいなと。
そのときに思ったのは自分の中のピュアな部分というか『音楽って本当に面白いな』ということ。確か『(NHK)歌謡コンサート』だったと思うんですけど、坂本冬美さんの歌で号泣しまして…。画面を通しているのになんでこんなに人間の感情とか日本の風景とか、今までの生きてきた歴史とかが伝わってくるんだろうって思ったりして、そこから自分の音楽作りがすごく変わった気がしました。中学生のような気持ちで音楽を作れたと思います。
復帰してはじめの方の仕事は『紅白が生まれた日』というドラマの出演でした。そのドラマは終戦の日に、ラジオで紅白歌合戦をやろうと、(当時の)皆さんが奮闘して楽しい音楽を届けるんだというものだったんですが、その中で紅白に懸ける皆さんの思いを知って…。自分がずっと出たいとちっちゃいころから憧れてきた場所。1回バウンドしましたけどもう一度戻って来られて、しかもこんなにきらびやかで素晴らしい場所に立つことができて、本当にうれしいです」と真剣な面持ちで語り尽くした。
最後に、「LIFE！―」で共演する内村光良への報告と、紅白への出演を尋ねられると、「実はまだ報告をしていなくてですね…。なぜかというと、連絡先を知らないからです(笑)。すごく仲良くさせていただいてるんですけど、連絡先だけは教えてくれないんです…。これからご報告させていただきたいと思います。内村さんは来てくれるんですかね。来ていただいたら非常にうれしいんですけど、内村さんもお忙しいと思うので。あと、イカ大王は来られないと思います(笑)」と締め、会場を沸かせた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
12月31日(木)夜7:15-11:45
NHK総合で放送
