<エール>北村有起哉“池田さん”に反響「いい感じの脱力感!」 ナイスキャラで人気急上昇中

2020/10/29 11:56 配信

ドラマ

「エール」第96回より(C)NHK

「先生が必要なんです」


初登場から個性的だった池田。第91回では、裕一が自責の念にさいなまれ曲作りができなくなっていた戦後すぐの暗い時代に「ラジオドラマやりませんか?」と颯爽と現れ、「先生がもう書かないとか書けないといううわさは聞いてます。しかし、ただのうわさなので私は来ました」とにっこり。

「私は、先生の『愛国の花』が大好きです。初めて聴いたとき心が震えました。いつかこの人と仕事がしたいってずっと思ってました。この先にある物語のためにも先生が必要なんです」と明快な語り口で相手の閉じ切った心に入り込んでいく。

部下に「いつも原稿遅いから」と指摘され「…すまん」と小さくなったり(第94回)、ばくちで大負けして妻に怒られ愚痴をこぼす(第96回)など、とぼけたキャラクターを見せたと思えば、「夜更けの街」の人の心をつかむ歌詞を一晩で書き上げる能力の高さも垣間見せる。

人間的魅力にあふれた池田だからこそ、曲が書けなくなった裕一を救い出すきっかけを作り、今回も久志をレコーディングスタジオまで連れ出すことに成功したといえる。

そんな池田に、視聴者からは「池田さん、本当にいいキャラしてる」「いい感じの脱力感!」「こういう人好き。こういう人はホントに必要だよ」といった声が上がっている。

【写真を見る】次回、記念すべき第100回では久志(山崎育三郎)が青空の下、甲子園のグラウンドへ「エール」第100回より (C)NHK

池田の説得の結果、復活のきっかけを手にしたかに見えた久志。だが、その後再びつらい記憶がフラッシュバックする出来事に遭遇し、またしても自分の殻に閉じこもってしまった。

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