<エール>山崎育三郎“久志”、「栄冠は君に輝く」歌唱シーンは「裕一(窪田正孝)への感謝の気持ちを込めて」

2020/10/30 08:15 配信

ドラマ インタビュー

「エール」で佐藤久志を演じる山崎育三郎撮影=阿部岳人


窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)で、主人公・裕一(窪田)の幼なじみで歌手の佐藤久志を演じる山崎育三郎に、WEBザテレビジョンでは、インタビューを実施。“福島三羽ガラス”裕一、鉄男(中村蒼)への思いや、第20週「栄冠は君に輝く」の撮影エピソードなどを聞いた。

同ドラマは、「栄冠は君に輝く~全国高等学校野球大会の歌~」など数々の名曲を生み出してきた昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽と共に生きた夫婦の姿を描く物語。

複雑な家庭環境で育ち辛い思いもした幼少期の久志は、藤堂(森山直太朗)から「やっぱり君、いい声してるよ」と歌の才能を見出され、歌手を目指すように。音楽学校時代は、“プリンス久志”とも呼ばれ、「椿姫」の恋人役に抜擢されるなど活躍した。

しかし、卒業後4年経っても歌手としてデビューできなかったため、新人歌手オーディションに応募をし、研究生という形でコロンブスレコードと契約。その後、物語は戦争へと進み、裕一が作曲した戦時歌謡「露営の歌」や、“福島三羽ガラス”としての初の作品「暁に祈る」の歌唱を担当し、大ヒット。人気歌手の仲間入りを果たした。

第20週(10月26日~10月30日)ストーリー

「栄冠は君に輝く」を歌う久志(山崎育三郎)<第100回場面写真>(C)NHK

戦争中のことを周りの人に陰口をたたかれてどう生きていいのかわからず、久志は自暴自棄の生活を続けていた。そんな中裕一は、自身が作曲した全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」を、立ち直るきっかけにしてほしいと久志に歌唱を依頼。「こんな希望にあふれた曲を歌う自分が想像できない」と吐露する久志だったが、裕一の熱い思いを受け取り、涙を流しながら甲子園のグラウンドで歌唱した。

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