田中圭、笑顔の教師役に苦戦「さすが“ドS”鈴木おさむだと改めて感じました」

全員、“自分に懸かっているな”と思わせる脚本

大人を追い詰め、壊れていく姿を完全犯罪に近い形でゲームのように楽しむ生徒たちと、笑顔で真っ向勝負を挑む義澤。先が読めない展開を見せるこの物語の脚本は、田中と何度もタッグを組んでいる鈴木おさむ。

「すごく面白いのですが、これを形にするかどうかは役者をはじめ監督やスタッフ全員、“自分に懸かっているな”と思わせる脚本なんです。何だか計り知れないというか…。そしてとにかく舞台の台本かというくらいせりふが長い！　ちょっとカンペを用意してもらってもいいですか？　と言いたくなるくらい(笑)。

さすがに、おさむさんにチクッと文句を言ったら、『話題になるようにと思って』と言われて。さすが“ドS・鈴木おさむ”だと改めて感じました。そんな彼に、キャストを含めみんなでどうやって打ち勝っていくのか…。役者によって印象が変わる作品だと思うので、みんなの意気込みをいい方向に転がしていけたらいいなと思います」

義澤の相棒役でもある、副担任・頼田朝日を演じるのは山田裕貴。
「裕貴と一緒にやれるのはすごく助かっています。任せられるし、気を使わずにぶつかり合いができる関係性なので。自分がこうしたいと思ったときに素直に提案できるのは本当にありがたい。この過酷な現場の癒やしです。いい意味で裕貴は僕が想像する朝日をブレることなくやってくると思うので、だからこそ2人で向き合ったときに想像を超える何かを生み出せたらいいなと思います」