悠木碧・成瀬瑛美・引坂理絵 “ピンク3世代”が語る「プリキュア声優の絆」<映画プリキュアミラクルリープ>

2020/11/05 18:00 配信

映画 アニメ インタビュー

「道はこっちだよ」と指し示してくれる先輩方がとても温かくて (悠木)


【写真を見る】「映画プリキュアML」で共演した3世代の“ピンク”声優がお互いの印象を語る!撮影:石塚雅人

――まず、「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

悠木碧:夢だったプリキュア、そしてプリキュアといえば“オールスター映画”。そんなお祭りのような楽しい作品に、プリキュアとして参加できる喜びを言葉にするのは本当に難しいんですが、とても光栄に感じました。

成瀬瑛美:2019年の春映画(「映画 プリキュアミラクルユニバース」)が終わってから、さらなる冒険を経た“スタプリ (「スター☆トゥインクルプリキュア」”チームをお見せできる日を、ずっと心待ちにしていました。今回の映画のお話をいただいたとき、まず“何度も同じ時間を繰り返す”というストーリーが面白くて。絶対に楽しい映画になるだろうなと思いました。

引坂理絵:プリキュアのオールスター映画は、私にとって、懐かしい再会の場でもあり、新しい出会いの場でもあるんです。初めて参加したときは、悠木さんのように緊張の連続でしたが(笑)、そこからは毎回楽しめるようになって。今回も、ここでしか見ることのできない景色が見られることを楽しみにしていました。

――実際にアフレコに臨んでみて、いかがでしたか?

悠木:とても楽しく演じさせていただきました!

成瀬:確かに、アフレコは楽しいことだらけでしたね(笑)。

引坂:どの作品のキャストの方々も、皆さん本当に優しいんですよ。本当にこの映画に参加できてよかったなと感じています。

悠木:私は「ヒーリングっど・プリキュア」チームとして参加させていただいたのですが、迷っている“ヒープリ”チームに、「道はこっちだよ」と指し示してくれる先輩方がとても温かくて。引坂さんやえいたそ(成瀬)さんをはじめ皆さんが、映画の中でも、そして演じる私たちのことも引っ張ってくださったおかげで、「こうやってプリキュアの映画に取り組めばいいんだ」ということが分かってきたような気がしています。

成瀬:こちらこそ、初めて後輩を迎えて、先輩という立場で携わることができて、すごくうれしかったです。

悠木:やはり、台本をいただいたときから「私がしっかりしないといけない」というプレッシャーがあって。ヒープリチームのみんなも、もちろん緊張していましたし、余計に「私がしっかりしないと…」と肩肘を張ってしまっていた部分もあったかもしれません。
でも、お二人をはじめ、先輩の皆さんが本当に楽しそうに収録に臨まれている姿を見て、チームとしての絆の強さというのを感じましたし、私たちもここから改めて絆を深めていこうと思えたんです。何よりも、私たち自身が楽しく演じないと、見てくださる人たちに何も伝わらない。そのことに先輩方の背中を見て気付かされました。

「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」より(c) 2020 映画プリキュアミラクルリープ製作委員会


――悠木さんにとって、お二人はどんな先輩ですか?

悠木:引坂さんは、先ほど「初めて参加したときは緊張の連続」とおっしゃっていましたけど、その言葉が信じられないくらい(笑)、演技に安定感がある方で。どんなパスを出しても全て受け止めてくれるようなかっこよさを感じました。僭越な言い方ですけど、引坂さんの包容力が、ちゃんと(キュア)エールにも表れているのが素晴らしいなと思いました。そして何より、「HUGっと!プリキュア」のキャストの皆さんは、本当に“家族”という感じがするんですよ。とてもうらやましかったです。
えいたそさんは、「スター☆トゥインクルプリキュア」の皆さんがそうなんですけれども、キラキラと明るい方。活き活きと演じられている姿がとてもまぶしくて、すてきだなって思います。スタプリの皆さんは、まるでおもちゃ箱みたいな印象がありますね。ヒープリチームも、これからどんなカラーをまとっていくんだろうと考えると、楽しくなってきます。
また、えいたそさんは元々アイドルをされている方なので、われわれ声優にはないタイプの引き出しをたくさん持っていることが強みになっていると思うんです。えいたそさんの演技を聞いているだけで楽しくなってくるんですよね。