2020/11/07 18:00 配信
11月7日(土)放送の「テレメンタリー2020」(毎週土曜深夜4:30-5:00[日曜朝4:30-5:00]、テレビ朝日、※北海道テレビでは、11月8日[日]昼3:20-3:50)は、「介護崩壊〜救えなかったクラスター〜」を放送。新型コロナウイルスで再び“介護崩壊”を起こさないための教訓を探っていく。また、7月11日に放送した「たたかう生命(いのち)の守り人」に引き続き、今回もナレーションを務める内田有紀からのコメントが到着した。
同番組は、テレビ朝日系列24局が週替わりで制作を担当し、独自の視点で現代社会を切り取ってきたドキュメンタリー。
7月11日の放送では、国内外で多くの感染者を出し、われわれの生活を一変させた新型コロナウイルスの影響により逼迫(ひっぱく)する、医療現場で戦う医療従事者を追った。
医療物資も足りず、自らも感染する恐怖にさらされ、言われのない差別まで受ける中、命と向き合い続ける医療従事者の覚悟やこれからをどう乗り越えていくのかを紹介した。
今回の放送では、北海道・札幌市などの報告書、北海道テレビ放送の独自取材をもとに、新型コロナウイルスで再び“介護崩壊”を起こさないための教訓を探る。
4月下旬、新型コロナウイルスの感染者の第2波が押し寄せていた時期に届いた一通の手紙が北海道テレビに届く。札幌の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」で働く介護職員の親族からの「内部はもう崩壊している」という悲痛な訴えだった。クラスター(集団感染)と認定された4月28日より前の出来事だった。
入所者と職員92人が感染、17人が亡くなり、国内でも最大級のクラスターとなった。
クラスターとなった後、その施設内はより過酷度を増す中、保健所の判断は“施設内でみる”だった。遺族は「それは命の選別ですよね?何の権限があって、保健所がそんな判断をしたんでしょう」と怒りをあらわにする。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)