古川琴音、森七菜の“自由さ”に刺激 “朝ドラ”娘役抜擢には不安も「役がなくなってしまうのでは!?」【インタビュー】

2020/11/24 07:20 配信

ドラマ インタビュー

ドラマ「この恋あたためますか」でスーちゃん役の古川琴音撮影=コザイリサ

森七菜×中村倫也のキュートな恋愛ドラマ「この恋あたためますか」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)で、森演じる主人公の樹木と同じコンビニで働き、同居もしている中国人の李思涵(リ・スーハン)、通称スーちゃんを演じている古川琴音。放送中の連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の主人公夫妻の娘・華役や、姉思いの妹を演じるJTのCMなどに出演し、ネクストブレイク俳優としても注目を浴びている。2018年に映画「春」で映画デビューして以来、映画「十二人の死にたい子どもたち」(2019年)のミツエ役や、ドラマ「凪のお暇」(2019年、TBS系)のモル役など、存在感のある役を多く演じる古川に、“恋あた”の裏話や、これまでの道のりなどについて聞いた。

物語の“スパイス”となる中国人・スーちゃん役


――今回演じるスーちゃんは、中国人の役なんですよね!

そうなんです。スパイスの効いた役をいただけると、テンションが上がります。

――中国人役ということで話し方が難しいと思うのですが、表現の塩梅はどうやって調整しているんですか?

プロデューサーの黎(景怡)さんは(日本育ちではなく)中国からいらした方ですが日本語がお上手なので、その方をモデルにしています。せっかく、中国人というキャラクターを頂いているので、中国語のセリフは1話に付き1セリフですけど、ほぼネイティブの発音ができるようにめちゃくちゃ頑張って練習しています。

――とてもお上手だなと思いました。

黎さんとタッグを組んで、録音してもらったものを何回も聞き、何とか黎さんから合格点をいただけるように練習しています。

古川琴音、朝ドラでは叔母役・森七菜と「恋あた」では同居人(C)TBS


――その中国語のセリフは、毎回、樹木の背中を押すような言葉だったり、1話ごとのキーになることになっているんですよね?

樹木の背中を押すだけじゃなく、一歩踏み出させるようなことを言っているので、そういうセリフを言わせていただけてありがたいなと思います。

――働いているコンビニ「ココエブリィ」の雰囲気もいいですよね。

そう言っていただけるとうれしいです!

――上杉店長(東京03・飯塚悟志)とバイトの陸斗(一ノ瀬颯)との関係性も気になります。

Paraviで放送しているスピンオフ『その恋もう少しあたためますか』でも、いろいろと二転三転していきます(笑)。スピンオフがあると、役の背景についていろんな情報をいただけるので、役をより深く理解することができるんです。その分、本編でもいろんなトライができるのでうれしいです。

――スーちゃんは、来日して5年目という設定なんですよね。

漫画の学校に通ってノウハウを勉強して、今はコンクールに出品する作品作りをしている最中です。来日して5年目ですが、ちっちゃい頃から日本のアニメが好きで描いていたので、5年以上描いていると思います。今後、漫画家への道の部分が描かれるかは分からないですが、ぜひ注目してください。

――古川さんのInstagramを拝見していると、飯塚さんがお父さんのように優しそうだなと思いました。

はい! すごく優しくて、いろんなことを気遣ってくれるんです。誕生日には、空き時間に「誕生日だけど、ケーキ食べてないでしょ? ちょっとケーキ食べに行く?」と言ってくださって、本当にうれしかったです。一緒にいた陸斗も着いてきてくれて。カメラの外でもコンビニメンバーでコミュニケーションが取れているので、お芝居もしやすくて、とても助かっています。