――今回、新たにつぐみという新しい仲間が加わりますが、皆さんがとても温かく迎えている姿が印象的でした。中村さんは小石川養生所の雰囲気をどのように感じられていますか?
保本さんも含めて、小石川養生所のメンバーは、去定先生のことを本当に尊敬しています。考え方とか、患者さんに対するアプローチの仕方とか。そんな中で、つぐみさんが女性医師として入ることになった時は、最初はもちろん驚きましたが、誰も反対はしない。優しく迎えていて、ほんと柔軟性のある養生所だなと思います。つぐみさんや患者さんを温かく迎えて、今までもずっと一緒にいたかのようにコミュニケーションをとれるというのが、小石川養生所のいいところかなと思います。
――保本から見たつぐみはどのような存在ですか?
保本さんは、最初はやはり、つぐみさんに対して「自分もこうだったよ」とか、アドバイスしようとするのですが…。誰よりも医学の知識がある方なので、むしろすごい…と感心しています。僕たち3人が何とかたどり着いたところをあっという間に抜き去って、飛び級してしまったので(笑)。
つぐみさんと去定先生の関係性が今回のシリーズの見どころでもあると思うのですが、それを保本さんは、気にしつつ、あまり口を出したりせず、温かく見守るという。そういう関係ですね。
――保本が「去定先生に似てきたね」と言われるシーンがありますが、中村さんはどのように感じられましたか?
やはり尊敬している先生に似てきたねと言われるのは、うれしかったです。保本さん自身が、去定先生の苦手だった部分と似てきていると言われることもあって…。親子っぽいなと言いますか、『昔は父親のことが嫌いだったけど、それが今は自分もその父親に似てきている』というような、どこかくすぐったい気持ちで、保本さんもうれしいのではないかと思います。僕自身も演じていていい関係だなと感じました。
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