学校でいつも孤独な山里(仲野)は、ノートに妄想物語を書くことで現実から離れ、生きていくことができた。物語の中では、自分が世界の中心で、決まってヒロインは学園の人気者・愛(橋本)だった。
しかし、ある日ノートを開くと、そこには自分の知らない物語の続きが書かれていた。これは現実か? 妄想か? そこには橋本愛と山里のある共通点があった。
実は、この原作を購入していて。しかもサイン本(笑)。山里さんの「天才はあきらめた」という書籍も愛読書でして、私も出させてもらえるんだ!という喜びでいっぱいでした。
大九(明子)監督が脚本を書いてくださり、原作のヒューマンドラマの部分がもっと膨らんで、おふざけするだけでなく、ちゃんと心温まるストーリーとして確立されていて感激しました。
山里さんが書いてくれたせりふの良さが、もっと見てる人に届く強度になって、まさか涙を誘うかもしれないような名シーンになったと思ってます。
太賀さんは、15の時初めて共演して以来、ずっと尊敬している人です。直接言ったことはないけれど(笑)。
今回久しぶりにがっつりやれて、最高に楽しかったです。お芝居に対しても作品に対してもずっとピュアな気持ちを持ち続けていて、一挙一動から触れてきたカルチャーがにじみ出るような、真の文化人だなあと思います。
軽い気持ちで見てもらって、大人のお遊びを楽しんでもらうと同時に、あらなんだか自分の過去や普段心にしまっている感情に触れちゃって、不意に感動しちゃった!みたいになるといいなあと思っています。たった2日間の撮影でしたが、私にとって忘れられない青春になりました。だからぜひ見てほしいです。
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