19人の若手俳優が主役の座を懸けた戦いを繰り広げる合宿形式のオーディションバトル「主役の椅子はオレの椅子」(毎週水曜夜10:00-、ABEMA SPECIAL)。経験の有無が残酷な差を生んでしまった6日目“殺陣審査”の裏側には、持てる力を出し切って必死に戦ったメンバーたちの汗と涙と笑顔があった。運命の6日目を、貴重なザテレビジョン独占ショットとメンバーの日記やブログから振り返る。
6日目の“殺陣審査”では、まず敵をイメージして竹刀を振る“1人での立ち回り”の評価が行われ、その後、殺陣師で俳優の市瀬秀和が審査員に加わってグループ審査が行われた。
所作や決まった型が多い殺陣は、経験の差がモノを言う。審査に入る前、丸尾丸一郎は「このオーディション合宿では、どれだけ成長したか、その先にどんな可能性があるのかを見る」とフォローしたものの、本格的な経験者は河島樹来のみ。
ほかのメンバーは「どうしたらこの僕でも(河島と)同じ土俵に立てるのか 少しでも順位を上げるにはどうしたらいいのか…」(松江大樹・ブログ)という悲壮な思いで審査に挑んだ。
前日時点で最下位だった相馬理は、前半の1人での立ち回りでも最下位。丸尾の評価は「刀を棒のように扱っている」という厳しいものだった。相馬が後日、「ここで心が折れてしまった」(ブログ)と振り返った通り、ここが運命の分かれ道となった。
グループの立ち回り審査でも挽回することができず、結局相馬はこの日の終わりに脱落を言い渡された。涙を流しながら、心に浮かんだのは同部屋バディ・河島の顔だった。
「この結果を聞いた時の正直な感想は、バディの河島くんと残ろうなって約束していたことを守れなくて申し訳ないという気持ち」(ブログ)。だが、相馬はサポートメンバーとして残ってメンバーを支える道を選んだ。
その日、挑戦者としての最後の日記に相馬は「悔しくて帰ろうと思ったけど、最後まで見届けたいと思ったし、良いところとか吸収できるところを盗んでいかないといけない。舞台には出られないけど、最後まで全力でサポートしていこう」と前向きな思いを綴った。
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