「エール」“華”古川琴音、二階堂ふみと“2歳差”で娘役好演!菅田将暉、小芝風花ら朝ドラ“子供役”は人気俳優の登竜門

2020/11/21 08:05 配信

ドラマ

「エール」115回 裕一(窪田正孝)は霧島アキラ(宮沢氷魚)と同じ病院に入院する(C)NHK

朝ドラの定番、年齢差のないヒロインと子供


年令が近い母子役というスタイルは朝ドラでは珍しくない。ヒロインが新鋭であることが多いため、ヒロインの半生を描いたドラマの後半、その子供役が、ヒロインをやってもおかしくない世代の俳優にならざるを得ないのである。それによって、さほど年齢が変わらない俳優と並んで、二階堂のように、年齢を経た姿を演じるのが巧いなあと感心する楽しみと同時に、ヒロインが落ち着いてしまった分、今一度、溌剌とした若い俳優を見る楽しみがある。

素顔の古川琴音※画像は「スタスケ」より

前作「スカーレット」(2019年度後期)では母役戸田恵梨香は1988年生まれ、息子役の伊藤健太郎は1997年生まれで10歳差。姉弟という年齢差だが、戸田恵梨香が肝っ玉母ちゃん感をよく出していた。

「まんぷく」(2018年度後期)では安藤サクラが1986年生まれ、娘役の小川紗良が1996年生まれと、やはり10歳差。「スカーレット」と「まんぷく」の2作は、ヒロインを演じる俳優の年齢を三十代にあげたため、子供役と10歳の差がついたが、たいていは十代後半から二十代がヒロインとなるため、今回のような同世代による親子演技になる。
「わろてんか」(2017年度後期)では葵わかなが1998年生まれで、息子役の成田凌が1993年という母親役のほうが年下という難しいシチュエーションになった。ただ、息子の場合、いつまでも若くてかわいい母という微笑ましい雰囲気ができあがる。

成田凌※ザテレビジョン撮影

同い年で母娘役をやったのは「マッサン」(2014年度後期)のヒロイン役シャーロット・ケイト・フォックスと娘役の木南晴夏。ふたりは1986年生まれ。外国人のシャーロットが演技力があるうえ、大人ぽく見えるのと、木南晴夏も演技力があるうえ、少女ぽく見えるのでバランスがいい。さらにいえば養女設定だったので違和感があってもおかしくないのだった。

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