<麒麟がくる>ユースケ・サンタマリア「裏表のない人物を見せられたら」“頭にはサザエ”義景の個性的な甲冑姿も紹介!

2020/11/22 15:00 配信

ドラマ

ユースケ・サンタマリアが朝倉義景の魅力を語る!(C)NHK

大河ドラマ「麒麟がくる」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)にて越前の大名・朝倉義景を演じるユースケ・サンタマリアがコメントを寄せた。ユースケが演じる義景は、主人公の明智光秀(長谷川博己)が高政の手を逃れて入った越前を支配する戦国大名。室町幕府からの名家で、一乗谷を中心に小京都ともいうべき美しく豊かな国・越前を思うがままに営んでいた。しかし、足利義昭(滝藤賢一)が織田信長(染谷将太)と上洛を果たしたことにより、義景は激怒。近江の浅井長政(金井浩人)とともに信長に対抗し、第32回(11月15日)の放送では比叡山・延暦寺に陣を敷き、信長と対峙する様が描かれた。

今作が大河ドラマ初出演となるユースケ。放送が始まってからの反響を聞くと「普段、なかなか声をかけていただけない年配の方にも『見ています』と言ってもらえるようになりました。全国の方が日曜の大河ドラマの時間に合わせてご覧いただいているんだと、改めて実感しました。大河ドラマは初出演ですし、時代劇の経験もあまりなく、ましてやこんなに地位の高い大名の役は初めてなので、その時代の言葉遣いに苦戦しながら挑戦の日々ですね。本当に、ちょっとしたきっかけでせりふが飛んでしまうので、撮影の日は一日誰ともコミュニケーションがとれないでいます(笑)」と苦労を語った。

また、義景を演じてみての感想を聞くとユースケは「義景は、越前を支配している名家の戦国大名です。豊かな国の戦国大名ですから、戦にも強くてかっこいいと思いきや、戦はあまり好まずかっこいいところもありません。威厳のある姿や重厚な雰囲気は家臣の山崎吉家(榎木孝明)にお任せして、『大名とはいえ人間なんだ』という裏表のない人物を見せられたらいいなと思っています」と語る一方で、

続けてユースケは「とはいえ、義景は怒っているシーンでも、悪巧みを考えているシーンでも、蹴鞠をしているシーンでも、“そうとは限らんな”というような、かなり含みのある人物です。演じるときはなるべくニュートラルでいたいなと思っていて、監督とその場で相談しながら人物像を作っています。
僕は戦国時代に生きたことがないので、今自分が生きている現代の考え方に照らし合わせ、自分のフィルターを通して『こうじゃないかな』と考えながら、演じるようにしています」と明かした。

そしてその義景の人物像を表すような衣装について、ユースケは「衣装もセットも本格的なので、撮影のたびに異空間に連れて行かれたような感覚になっています。義景の衣装はピンクで斬新。僕は『てんとう虫』って呼んでいるんですけど、一目見て戦をしようとは微塵も思ってないんだろうなと思いましたね(笑)」と笑顔を見せた。

さらに、戦のシーンでの衣装についてもユースケは「やっと戦に出ても、金キラの甲冑に頭にはサザエをかぶっていますし、本当に戦う気ゼロなんだなと。ハイブランドで全身固めて戦に行くみたいなものですよ。でも、義景にしか着ることができない甲冑なので、そういう意味では楽しめていますし、派手な衣装からもどこか憎めないキャラクターとして目に止まっていたらいいなと思います」と語った。