<麒麟がくる>ユースケ・サンタマリア「裏表のない人物を見せられたら」“頭にはサザエ”義景の個性的な甲冑姿も紹介!

2020/11/22 15:00 配信

ドラマ

ユースケ・サンタマリアが朝倉義景の魅力を語る!(C)NHK

ユースケ・サンタマリア、義景は「撮影すればするだけ見せたことのない顔をしている」


「麒麟がくる」では、どこか“怪しい”、つかめない存在として描かれている義景。ユースケは義景の印象を「ドラマでは描かれていませんが、実際は文章も上手だったようです。そんな大名が小京都とも言われる美しくて豊かな国・越前を営んでいて、そこに住んでいた人たちはものすごく楽しい日々を送っていたかもしれない。もしかしたら朝倉義景が今の時代に生まれていたら、世のため人のためにいろいろなことをしてくれたかもしれないなと勝手に想像したりしています。やっぱり僕としては、演じる役柄を最も愛したいと思っているので、越前を守ることができたらいいなと思ってしまいますね」と語った。

また、ユースケは長谷川演じる光秀の印象を「はじめは下に見ていたんですよ。それがだんだん切れ者だと分かってきて、どこかで認めているのは間違いないと思います。というのも、義景の周りには家臣がたくさんいますが何か言っても『はっ!』と頭を下げてさがっていくので、会話をするのは光秀の長谷川くんと家臣・山崎の榎木さんだけなんです。むしろその二人とのシーンしかないと言っても過言じゃない。僕の個人的な事情も相まってお二人を信用しているので、画面からも信用しているように見えていたらいいですね」と明かした。

足利義昭(滝藤賢一)は、義景が嫌う信長を選び、上洛を果たす。その時、悔しい思いをした義景を演じたシーンについてユースケは「義景は子どものようにわめいていましたね。リハーサルから全力で怒った芝居をしたのですが、監督からはもっと怒ってくれと言われて、本番まで声が持つか心配でした。結果、いままで見せたことのない顔になっていたらと思います」と振り返り、

続けて、ユースケは「義景って撮影すればするだけ見せたことのない顔をしているなと自分でも思っているんです。その都度いろいろな顔を見せられるようにやっているので、そういった意味ではやりがいのある役だなと感じています」と笑顔を見せた。

最後に今後の「麒麟がくる」の見どころを聞くとユースケは「やはり、義景と信長との確執はますます高まってくるので、そこは見てほしいですね。個人的には、春風亭小朝さんが演じる覚恕は楽しみです。少しだけお姿を拝見しましたが、想像の何倍も怪しさをまとっているんです。この二人と義景がどう関わっていくのか、僕も楽しみです」とアピールした。

第33回「比叡山に棲(す)む魔物」(11月22日放送)あらすじ

四方を敵に囲まれ窮地に立たされる信長(染谷)。光秀(長谷川)は朝倉に和議を申し込むべく比叡山に陣を構える義景(ユースケ)の元へ潜入する。
義景が頼る延暦寺の天台座主・覚恕(小朝)と面会するが、覚恕は自分から領地や金を奪った信長を許さないという。

そんな折、尾張で信長の弟・ 信興が一向宗に討たれ、事態は切迫。信長は京を捨て尾張に戻ろうとするが、光秀は今までの苦労が水の泡になると再び説得する。すると信長は将軍(滝藤)ではなく、帝(坂東玉三郎)を通じて周囲と和議を結ぶことを思いつく。