<逃亡者>渡辺謙、“命がけの逃走劇”が開幕「僕と一緒に2日間逃げていただければ」

2020/12/05 21:10 配信

ドラマ

テレビ朝日60周年記念ドラマスペシャル「逃亡者」(テレビ朝日系)が、12月5日(土)、6日(日)に2夜連続で、それぞれ夜9時から放送される。
11月25日に都内で行われた制作発表会見では、渡辺謙豊川悦司が登壇し、本作への意気込みを語った。

豊川悦司、渡辺謙写真=阿部岳人

逃亡者」は、1963年~67年にかけてアメリカで放送され、最終回は約7800万人に視聴されるなど、当時のアメリカで最高記録を樹立した名作ドラマ。日本でも1964年~67年に放送され、一世を風靡(ふうび)し、1993年にはハリソン・フォード主演で映画化された。同作が舞台を現代の日本に移して物語を再構築し、2夜連続で放送される。

渡辺は、妻殺しの容疑を晴らすため逃亡する主人公のエリート外科医・加倉井一樹(かくらい・かずき)を、アクション全開で熱演。そして豊川は、加倉井を執ように追い詰める警視庁広域捜査班班長・保坂正巳(ほさか・まさみ)をクールに演じる。

【写真を見る】「逃亡者」の魅力について語る渡辺謙写真=阿部岳人

渡辺は、撮影を振り返り、「かなり大掛かりなスタイルで撮影したので、逆に言うと、仕上げに1年間かかったということ。ようやくこの作品をお届けするときが来て、ちょっと興奮しています」と語った。

渡辺謙との共演について話す豊川悦司写真=阿部岳人

豊川は「謙さんと本日、やっとこのような舞台に立つことができてほっとしています。年末、みなさんに元気をお届けできるような作品を放送できることをうれしく思っています。ご一緒するたびに謙さんからは学ぶことが多く、今回も数少ない共演シーンの撮影日は謙さんの一挙手一投足をどうしても見てしまいました。“謙さんはどう芝居するのか”“このシーンについて監督とどんな会話をするのか”…そういったことを垣間見られる貴重なチャンスでしたし、謙さんという“生きた教科書”を目の当たりにでき、すごく自分の“身”になる撮影でした」と話す。

豊川悦司、渡辺謙写真=阿部岳人

渡辺は見どころについて「今回、生まれて初めて走行する電車内で激しいアクションに挑みましたが、停車している電車とはまったく違って疾走感があり、役者としての“さが”なのか、興奮しましたね! かなり面白いテイクが撮れたと思っています。精魂をこめて作り上げた作品です。キャスト・スタッフともにある意味、泥水を飲むような現場で、ハードな追跡劇を撮影することができました。寒くなってきたことですし、家にこもった方がいい状況にもあるので、ぜひ家の中を暖かくして、僕と一緒に2日間逃げていただければと思います」と明かした。

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