3月29日(水)に東山紀之主演で放送される「ドラマ特別企画 松本清張『花実のない森』」(テレビ東京系夜9:00-11:08)のヒロイン役に中山美穂が決定した。
「花実のない森」は、松本清張のサスペンスミステリー小説で、今回が初のドラマ化。先の読めない推理展開で、美しく切ない男女の愛の物語を描く。中山はミステリアスな謎の美女・江藤みゆき役に挑む。
ドラマ初共演となる東山と中山はそれぞれ「今まで30年かけて、人間構築をそれぞれお互いしてきました。清張先生の作品は人間ドラマなので、それがいい方に作用してくれるとうれしいです。役の性質上、中山さんとは現場でペラペラと話せなかったのですが、そういう意味での距離感を大事にしています」(東山)。
「お供する気持ちで演じさせていただいたのでとても頼もしかったですし、助けられた部分がたくさんありました。東山さんと私の歴史みたいなものも作品の中に影響していくのだと思いますし、視聴者の方にも長い歴史、背景をなんとなく感じながら見ていただけるのではないかと思います」(中山)と、期待感を示した。
また中山は、2時間ミステリードラマに出演するのは初めてだと話し「展開の速さの中で、割り切って思い切ってやりました。連ドラだと『考えて考えて』といった作業をしますが、今回は考え過ぎたら追い付いていかないというか…戦いのような感じがしました」と苦労話も。
そして、中山は作品の見どころについて「ストーリーは人間の孤独と愛を同居させた内容になっていると思います。とってもスリリングで、見た人が目を離せないものになっていると思います。ぜひご覧ください」とアピールした。
【松本拓プロデューサーのコメント】
本ドラマの登場人物、江藤みゆきは、主人公が一目見ただけで彼女にほれる「抜群の美しさをもつ謎めいた女性」。中山美穂さんから醸し出される妖艶さ、そして重厚なお芝居は、きっとこの役を素晴らしく演じていただけると考えました。そして、東山さんとは初共演。長らく、テレビ界の「トップアイドル」に君臨したお二人が、今、役者として果たす共演は、視聴者の興味関心を必ず誘うはずです。ご期待ください。
【あらすじ】
雨の夜、一人車を飛ばしていた梅木隆介(東山紀之)は、ヒッチハイクの男女を乗せる。さえない風貌の男の横であでやかにほほ笑む美女・江藤みゆき(中山美穂)。彼女が車に忘れたペンダントには、万葉集の古歌が刻まれていた。梅木は、謎めいたみゆきの美しさにのめり込んでいく。
だが、彼女に近づく男たちは次々に不審死を遂げていくのだった。自らの危険を顧みず、みゆきの正体を探る梅木。彼が最後にたどり着いた真実とは…?
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)