今回は監督から直接、「私にぴったりな役がある」ということでこのお話をいただきました。「世にも奇妙な物語をWOWOWで︕ ⾯⽩そう︕ やります︕」という感じだったのですが、改めて企画をみると、「世にも奇妙な君物語︕ 君︕︖」、 ますます惹かれました。
予想を裏切られたと同時に、どこにもやり場のない気持ちがじっとりと残って、そのゾクゾクしたものが撮影現場にもあり、とても不思議な体験でした。この気持ちを皆さんにも楽しんでいただけたらうれしいです。
出演させていただいた「リア充裁判」は本当に不思議なお話で、台本を読んだ時から常に「︖」マークが頭にあるような感覚でした。わかるような気もするし、わからないような気もするし…。そんな「奇妙な」感覚に囚われたまま撮影をしていたのを覚えています(笑)。
設定もリアルなようでリアルじゃないようで…。でもやっぱり、現代の若者達がどこかで感じていることが表現されているんだと思いながら、演じていました。見てくださる⽅にも「奇妙な」感覚に囚われながら、楽しんでいただけたらと思います︕
第3話は奇妙な中に温かさがあるストーリーです。⼦供たちとお芝居するのが初めてだったので、楽しかったし、とても刺激をもらえた撮影でした。そして、今回WOWOWのドラマには初めて出させていただきました。
現場の雰囲気もとても温かかったですし、朝井さんの原作がインパクトのある作品なので、その中にいるキャラクターをWOWOWドラマで演じられて、醍醐味を感じながら撮影に臨めました。ぜひ全話見てほしいと思います︕
今回演じる⼥性は、お⺟さんだけど仕事も⼤好きな出版業界で働くキャリアウーマン。「⾃分が世間の注目を集める記事を書いているんだ︕」という優越感や、憧れの先輩より成績が良いのを聞いて、かなり浮き⾜⽴っている状態。
さらに、夫の浮気を疑ったり、⾃分も浮気⼼が芽⽣え始めたりと、とにかく刺激がいっぱいで、ただただ演じてて楽しかったです。そして最後はゾッとする展開も︕ ⾃覚なく奇妙な物語への道筋を歩いてる⼈間の様⼦をご覧いただきたいです。
脚本を読ませていただき、ある意味でとても役者のリアルな気持ちを描いているなと感じました。視聴される⽅は役者のあるあるを覗いている感じで、すごく⾯⽩いのではないかなと思います。上を目指し続ける役者の気持ちや、世代交代の中をもがくいろいろな役者のリアルが詰め込まれている作品になっていると思いますので、ぜひお楽しみください。
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