宮沢りえ、演じる“ゆかり”に憧れ!「今まで演じた役の中でトップ5に入るくらい素敵」<ノースライト インタビュー>

2020/12/11 17:00 配信

ドラマ

ゆかりを演じる宮沢りえ撮影=阿部岳人

宮沢りえ「人への愛の深さと知的であるところが魅力的」


――キャリアウーマンとして活躍しているゆかりは、別れた後も元夫である青瀬のことを気にかけている女性。どのような印象を持ちましたか?

素晴らしい女性だし、できた女だなと感じました。人への愛の深さと知的であるところが魅力的。今まで演じた役の中でトップ5に入るくらい素敵な女性で憧れます。自分が大切に思う人を守る知的さはすごく貴重だし、年を重ねていく女性ならではの愛し方だと思いました。人間としてのキャリアがあるからこそですが、彼女の思考はとても美しいです。

――とはいえ物語は青瀬を中心としたものなのでそこまで多く描かれていませんよね。脚本で描かれていないゆかりをどのようにして演じられたのですか?

最初は気負ってしまいそうになりましたけど、脚本に書かれていないところはいろいろ想像しました。そして物語が始まる以前から青瀬とゆかりはつながりがあるので、青瀬を演じる西島さんとたくさんお話をしました。やはり人にはすさむ時期はあるし、葛藤に悩まされる時もある。そして自暴自棄になることだって、誰しもがあることなんですよ。それをどう乗り越えて今に至るか、ノースライトの家を建てるまでにどのような時間を過ごしたのかなど話し合い、そんな彼を見守っていた台本に描かれていないゆかりを埋めていった感じです。