義澤がまず黒板に書いたのは、「犯罪を犯した人生×償い=結局、犯罪者」という方程式。刀矢は6歳のとき、妹を海に突き落として殺したが、検察のトップである父親が事故ということにしていた。
都合が悪いものは消せると思っている刀矢に「苦しむことから逃げるな」と言った義澤は、続けて「人-命=思い出」という方程式を黒板に書いた。
人がこの世から消えても周りの人の心に思い出として残るが、「思い出と記憶は違う。その人が殺されたり、自ら命を絶ったら、周りの人の心の中にはずっと残り続ける、ずっとずっと、悲しい記憶として」と語った。
「苦しみながら生きろ!」という叫びとともに、「本当に強く賢い男になれ」と義澤。それから一緒に教室にいた弓、薙、力に「こんな刀矢くんに手を差し伸べてやってくれないか」と言い、手を差し出してくれた弓らに刀矢は「ありがとう…」と心からの言葉を言うことができた。
罪はリセットできないという厳しい現実をつきつけつつ、生きることを説いた言葉の数々が印象に残る回に。視聴者からは「義経先生の授業で一番響いた」「とても深い」といった感想が寄せられた。
いよいよ次回が最終回となるが、義澤に抱き締められ、胸に顔を寄せた刀矢が「先生…?」というシーンが。義澤が生きているのか、死んでいるのかは明確になっておらず、生徒たちを脅してきた朝日の行動も気になるところで、最後の考察が盛り上がっている。
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