玉木宏が主演を務めるドラマ「極主夫道」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の最終話が12月13日に放送された。向日葵(白鳥玉季)の偽装誘拐、龍(玉木)の重病疑惑…とシリアスなシーンも挟みながら一貫して“笑い”と“愛”を届けた同作に、視聴者からは感謝の声が続々と寄せられている。(以下、ネタバレがあります)
本作は、おおのこうすけ原作の同名漫画を実写化した作品。裏社会に数々の伝説を残した最凶の極道として“不死身の龍(たつ)”の異名を持つ男・龍が、極道から足を洗い美久と結婚。専業主夫として、家事の大変さや家庭で起こる悩み、町内のトラブルを爽快に解決する姿をコミカルに描いた。
向日葵の誘拐が江口(竹中直人)らによる企てだったことを知り、ほっと一息ついた龍。その後、体調を崩して病院で精密検査を受けることに。病院に来ていた田中(MEGUMI)は、龍の担当医(眞島秀和)が「もって3カ月」と話しているのを偶然聞いてしまい、「龍さんは余命3カ月」と美久に伝える――という展開だった。
医師が口にした「もって3カ月」とは、龍が持参した羊かんの賞味期限のことだった。「極主夫道」お決まりの“勘違いからの壮大なすれ違い展開”が最終回でもさく裂。龍が重病に冒されていると勘違いした火竜町の面々はそれぞれ龍のしたいことを実現させてあげながら、龍への愛と感謝を素直に口にする。
ツンデレ美女・ゆかり(玉城ティナ)の「インスタ、いつも見てるよ。ホントに尊敬してる。龍さんって最高だと思う」、雲雀姐さん(稲森いずみ)の「こんな孝行息子はいないよ、あんた…」、雅(志尊淳)が涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら口にした「ありがとうございます」、そして美久の「私と一緒になってくれて、ありがとう」。勘違い設定を上手に使い、人が人を想う温かいメッセージがこれでもかと飛び交う心温まる最終回が描かれた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)