上白石萌歌、声優2作目に待ち受けた思わぬ試練「“ポケモンの言葉”がめちゃくちゃ難しくて!」

2020/12/19 19:00 配信

映画 インタビュー

「ポケモンの言葉を話そうとすると、伝えるのが本当に難しいんです」という上白石萌歌撮影=玉井美世子/スタイリスト=道端亜未/ヘア&メーク=冨永朋子

江戸っ子っぽく&巻き舌に…(笑)

――そうやって、少年らしさが作られていたんですね。そういえば、勘九郎さんのアツいせりふにつられて、萌歌さんも江戸っ子っぽくなったことがあったそうですね。

そうなんです! 引っ張られちゃって、「分かんねーだろー」の抑揚が江戸っ子っぽくなり、ちょっと巻き舌にもなってしまって(笑)。
それで矢嶋哲生監督に「江戸っ子入ってるよ」と指摘されて、一瞬焦りました(笑)。自分でも気付かないぐらい自然になってました(笑)。

――では、最後にここは見逃さないでほしいというお気に入りのシーンを教えてください。

ココが自分の身の上を知った上でいろいろな経験をし、自分の道をどう選択していくのか、どんな野望を抱くのかというところにも注目していただきたいです。

映画のあらすじ

1998年の第1作目から、今回で23作目を迎える劇場版ポケモン。今回は森を舞台に、ポケモンに育てられた少年・ココと、ココを育てたポケモン・ザルードの親子の愛を描く。
人里離れたジャングルの奥地。ポケモンたちの楽園は厳しい掟によって守られていたが、とあるザルード(声:中村)が川辺で人間の赤ん坊を見つけてしまった。ザルードは仲間の掟に反して、その子にココ(声:上白石)と名付け、元気な少年に育て上げる。そんなある日、ココは森でサトシ(声:松本梨香)とピカチュウ(声:大谷育江)と出会う。ココは初めて人間の友達ができたことを喜ぶが、すこしづつ「オレはニンゲンなの?」と疑問を持ち始める。


取材・文=及川静