数多く開催されている漫才の賞レースの中でも、「ABCお笑いグランプリ」(前身の「ABCお笑い新人グランプリ」を含む)で優勝(最優秀新人賞)しているコンビが、7組(中川家、ますだおかだ、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、銀シャリ、霜降り明星)。「上方漫才大賞」で新人賞を受賞しているコンビが6組(中川家、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、笑い飯、銀シャリ ※ますだおかだは大賞)と2大会での好成績者が「M-1グランプリ」でも結果を出している事例が多いことが分かる。
決勝出場回数は、9回目の出場だった笑い飯が群を抜いて多く、それ以外で多いのは3回目のフットボールアワー、チュートリアル、銀シャリ。しかし、初出場での優勝が9組と最も多く、特に直近3大会では、とろサーモン、霜降り明星、ミルクボーイといずれも初出場のコンビが連続で優勝しており、初出場コンビが有利と言えるかもしれない。
決勝当日まで分からないネタの順番だが、過去優勝者の1回目ネタ披露の順番は平均で6.1番目。9~10組の出場者で行われる決勝では後半が多いと言える。トリで登場したサンドウィッチマン、トレンディエンジェルや、トリ前のアンタッチャブル、霜降り明星と終盤で登場した組が多く、逆に序盤に登場したのは1番手の中川家、2番手のますだおかだ、4番手の銀シャリだけと後半のネタ順を引き当てたコンビが優勝している例が多い。
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