安田顕が棋士とうつ病患者の“対極”に挑む「演じるのはすごく苦しいし、難しいなと思いました」

2020/12/19 10:00 配信

ドラマ インタビュー

「うつ病九段」主演の安田顕にインタビュー!撮影=阿部岳人

安田顕主演のスペシャルドラマ「うつ病九段」が12月20日(日)に放送される。
同作は、将棋界の最高位九段に君臨する先崎学氏による同名書籍が原作で、不祥事に襲われた将棋界を救おうと奔走する中、うつ病を発症した先崎(安田)が壮絶な病気と闘いながら、家族に支えられ、再び将棋への情熱を取り戻す姿を描く。

安田は、うつ病を発症した棋士・先崎学を演じ、先崎の妻である繭を内田有紀、娘の春香を南沙良が、さらに先崎の兄・章を高橋克実が演じる。
“決断の連続”の将棋にこれまでを捧げてきた先崎が、“決断をしてはいけない”うつ病を家族や周りの人に支えられ、自身にも負けずに立ち向かう姿に「心を揺さぶられた」と語る安田。この対極にある2つを演じるにあたり先崎夫妻や「うつ病患者の会」の元患者、将棋連盟の方々から話を聞き役作りに生かしたという。

そんな安田にWEBザテレビジョンではインタビューを実施。役作りに関することや、共演者への印象、さらにドラマの撮影を終えて感じたことなどを聞いた。

安田顕インタビュー


先崎学を演じる安田顕撮影=阿部岳人


――先崎学さんの原作や、ドラマの脚本を読んだ感想を教えてください。

先崎さんが勝負の世界に生き、将棋に向かい合う姿や、自分自身に負けずに立ち向かう姿、また先崎さんを支える家族の姿にグッときました。原作では、重くなりがちなうつ病というテーマを先崎さんのその淡々とした語り口や、時に客観的に描くことで、とても読みやすく、ユーモラスに感じるところもありました。先崎さんが病気に対して立ち向かう姿に心を揺さぶられました。

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