2021年2月8日(月)からスタートするドラマ「ハルカの光」(毎週月曜夜7:25-7:50、NHK Eテレ)に、黒島結菜、古舘寛治らの出演が決定した。
幸福度が高いとされる北欧では、照明器具のデザインや光の質が尊重され、室内での「光」が暮らしの中で大事な要素となっている。主にヨーロッパで発展し、インテリアを超え芸術品の領域に達したといわれる「名作照明」には「光と人間」の秘密が詰まっており、日本でもその価値が注目されている。
本作は、そんな名作照明のとりこになったヒロイン・ハルカ(黒島)の物語。宮城で漁師の娘として育ったハルカは、東日本大震災で、家や多くの友人を亡くし、冗談好きでいつも笑っていた母からは笑顔が消えた。
「私たちはなんで生き残ったんだろう...」、そんな思いを抱えながら仮設住宅で暮らして1年後、震災以来、初めての漁から戻ってきた父の漁船が真っ暗な海に放った漁火(いさりび)の光にハルカは救われた。やがて東京に出たハルカは、名作照明を集めた専門店で、ある光に出会い、心を奪われ、店番として働くようになる。
「照明なんてなんでもいい客」はお断り。その代わり光を求める人には心から接客し、その人の苦悩を晴らし、人生を照明で豊かにすることに使命を感じていた。そんな店には毎日個性豊かな面々が訪れる。
照明オタクのハルカが照明の魅力を人々に伝え、その人たちにぴったりな照明を見繕う過程で、人々の人生に次々と「光」がもたらされていく。そしてハルカ自身もまた、数々の出会いを通して心の傷を乗り越え希望の光を見いだしていく。
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