「監察医 朝顔」でアルバイトの“ウッシー”を演じる望月歩『2021年は“休みが欲しい”と言える年にしたい』<Interview>

2020/12/28 12:00 配信

ドラマ インタビュー

「監察医 朝顔」第2シリーズで牛島翔真役を務める望月歩にインタビュースタイリング=山田梨乃

連続テレビ小説や大河ドラマなどで数々の大役をゲットしている望月歩が、上野樹里主演の“月9”ドラマ「監察医 朝顔」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に12月21日放送の第8話から出演している。望月が演じる“ウッシー”こと牛島翔真は、ようやく見つかった法医学教室のアルバイトで法医学者の藤堂(板尾創路)や検査技師の高橋(中尾明慶)に気遣われている状態だ。

望月は2014年、映画「ソロモンの偽証」で転落死する中学生を怪演して以来、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年日本テレビ系)、連続テレビ小説「エール」(2020年NHK総合)などに出演。映画でも「五億円のじんせい」(2019年)に主演するなど、飛躍的な成長を見せている。また、大河ドラマ「麒麟がくる」にも、2021年の第40話から芦田愛菜演じる細川ガラシャを妻に迎える細川忠興役で登場する。

望月が「監察医 朝顔」で演じるウッシーは実家が総合病院のお坊ちゃまで、病院は兄が継ぐことが決まっているため、自分は何をしようか探しているという役どころ。第8話の初登場シーンでは、バイト前に法医学教室で寝ているなど、イマドキの学生っぽさが印象的な人物だ。

そのウッシーが、2時間スペシャルとなる12月28日(月)放送の第9話で一騒動起こす。そんなウッシーを演じる望月に、その役柄や現場の雰囲気、今後の見どころなどについて話を聞いた。

実は血が苦手な望月「現場でも想像してしまって…」


――望月さんは出演が決まる前から「監察医 朝顔」のファンだったそうですが、どんなところに魅力を感じていましたか?

日常を切り取った感がすごいところです。ドラマですが、ドキュメンタリーを見ているような感覚になれる作品だと思っていました。そういう感覚になるドラマはあまりなかったと思うので、そこがとても魅力的だなと思っていました。

――出演が決まった際には、スキップして帰ったそうですね?(笑)

はい(笑)。最寄駅からおうちまでスキップして帰りました。

――牛島役はオーディションで勝ち取ったということですが、その時には役どころは知っていたんですか?

オーディションの時に、第9話(12月28日[月]放送)で朝顔(上野)さんと話すシーンのショートバージョンを演じたので、少しだけ知っていました。

――望月さんは役を演じられる際に、ご自分でいろいろな設定を考えられると聞いたのですが、今回は?

もういっぱい考えています。どこで生まれて、どういう人と仲が良くて…というのを妄想しています。ウッシーは頭の良い、勉強のできる人なんで、今までうまくいかなかったことのない人なんですよね。だからこそ、考えが浅いというか、自分の目線でしか物事が見えていない人だと思います。監督からは現代っぽい子と言われています。

――ウッシーは洋楽好きと想定したそうですが、それはなぜですか?

「このバー行ったことありますよ」というセリフが出てくるので。バーに行ったり、飲み歩いたりする設定があったり、大学の友達を見て、洋楽を聞いてそうな人だなと妄想しました(笑)。

――望月さんは難しい役を演じられる印象が強いですが、ご自分ではどうですか?

役自体を難しいと捉える感覚がなくて。例えば、殺人犯などの役だったとしても、作風が難しいとは思いますが、役自体が難しいという感覚はないという感じです。