――そうなんですね。今回は法医学教室のアルバイト役ですが、事前に解剖などの所作練習は習ったんですか?
いえ。僕の場合はその場その場で習っています。ウッシーはアルバイトで、元々何もできないので、僕も同じ状況で大丈夫なんです。ただ、僕は血が苦手で…。現場で実際に解剖している訳ではないですが、状況を想像するために事前に手術の映像などを見ておいたんです。そうしたら、現場でも想像してしまって、内心ではうわーって。でも、ウッシーは平気な人なので、想像しないようにするのが大変です(笑)。
――思い浮かべない方が良さそうですね(笑)。「朝顔」の公式SNSを見ると法医学教室の皆さんにすんなり溶け込めたように見えたのですが、実際はどうでしたか?
本当にすんなりでした。自分はうまくしゃべれる人ではないんです。人見知りを改善しようとしているところなんですけど、なかなか直らなくて(笑)。それでも、皆さんが場に溶け込めるように話しかけてくださったので、居心地の良さを感じています。
――現場では皆さんとどんなコミュニケーションを取っているんですか?
(コロナ対策で)ちょっと離れて座っているんですけど、三宅弘城さんがサウナの話をしていたり、皆さんがご飯屋さんの話をしているのを、台本を読みながら聞いて、「あ、あそこおいしいんだー」と思っています(笑)。
――会話に混ざるのではなく、聞いているんですね(笑)。12月28日(月)放送の第9話は2時間スペシャルとなり、ウッシーにも注目が集まる回となります。ウッシー的見どころは?
ウッシーとして考えてこなかった部分や、感じてこなかった部分に触れる回になりますので、そこが見どころです。その後は、自分のことしか考えていないというか、自分なりの正義しか持っていなかった男の子が、朝顔先生や光子先生(志田未来)たちが仕事に取り組む姿や、ご遺族の姿を見て、人たちのために動けるように成長していきます。
――では、2021年に入ってからの見どころもお教えください。
朝顔先生の家族周りが動くので、どんな家族にもそういうことってあるんだなと感じられると思います。家族の問題なので、多くの方の心に響くものになっていると思います。
――2020年も終わりになりますが、2021年はどんな年にしたいですか?
去年も言ってたんですけど、「休みが欲しい」と言える年にしたいです。…かっこいいじゃないですか? 「休みが欲しい!」って言うって(笑)。
――(笑)。では、今後やってみたい役は?
役ではないですが、めちゃめちゃコメディーをやってみたいです。でも、できない気がします。
――そうですか? 連続テレビ小説「エール」での銀行シーンは、結構コメディーだったと思いますよ。
そうですね! でも、あの時は周囲の皆さまのおかげでできたので、自分でもできる人になりたいです。
――では最後に、2021年は丑年ですが、“COW(=買う)”にかけて新年に欲しいものは?
お金を使うという意味で言うと、免許が欲しいです。そして、車も。でも、まだまだ難しいかなー(笑)。
取材・文=及川静
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