ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。
そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が「こてまり」にまで現れたため問い質すと、仁江浜(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”といううわさを聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。
さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっ掛けてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。
ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。すると、鎌田の暴行で大けがを負い、人生を狂わされた被害者の一人である男の存在が浮上。
伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する男性にあたりをつけ、接触を試みるが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われる。さらに男性は、次の犯行を予告するようなことを口にしていた。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取る。
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