1月5日放送の「セブンルール」(毎週火曜夜11:00-11:30、フジテレビ系)は、鹿児島・屋久島にある唯一の県立高校、屋久島高校演劇部の顧問・上田美和さんに密着する。
5年前、上田さんが屋久島高校に赴任した際、演劇部の部員はわずか1人だった。上田さんは「残り1名の部員が、渡り廊下で『練習したいです』っていうから『じゃあ部員を集めないとね』と言って集めました」と、当時を振り返る。これをきっかけに演劇部の再建が始まった。そして、赴任して3年目に屋久島の自然を国の伐採事業から守ろうとした人々の物語『ジョン・デンバーへの手紙』で演劇部を全国大会2位まで導いた。
大学卒業後、出版社勤務を経て国語教師となった上田さん。鹿児島本土の高校で、演劇部の顧問に抜てきされたことで、高校演劇の世界に魅了された。18年間にわたり、さまざまな高校で演劇部の指導にあたったが、大会に出場するたびに「もし離島に赴任したら本土に負けない舞台を作ってあげたい」と感じていたという。
5年前に夫と子どもを本土に残して屋久島へ赴任。大会が近づくと自宅に帰れないほど忙しいが、朝と夜、家族へかける電話を楽しみに、部員たちと向き合い練習を重ねる。
高校演劇の制限時間は1時間。時間内に収めるため、脚本の調整に苦戦する上田さんは「脚本を削ったら出られなくなる子がいる。一番大事にするのは生徒の心」と語る。高校演劇部の顧問として、舞台の演出と同じくらい大切にしているこだわりとは。
今回、番組では「演劇の甲子園」と呼ばれる全国大会を目指す演劇部が、2週間後に迫った県大会に挑む日々に密着。大会後、上田さんは、ある生徒から思いがけない言葉をかけられた。廃部寸前だった離島の演劇部を全国2位に導き、生徒たちの“演劇にかける青春”を演出する上田美和さんの7つのルールに迫る。
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